2015年03月04日

映画 『むすんでひらく へっついの家』

新潟県佐渡島にある古民家「へっついの家」。
2013年の夏の保養の記録映画です。

チラシ.jpg
ほっとはうす(水俣)で行われた映画上映会チラシより。

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『むすんでひらく へっついの家』
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海、山、川遊びのできる「へっついの家」にやってきた福島からの子どもたちは、これまで我慢していた海水浴や土いじりを思いっきり楽しみ、まき割り、風呂焚き、土壁づくりなど、暮らしに必要なあれこれを分担してやっていく。そのことを通じて、自らの手で暮らしを作り出していく、ということを体験する。

物質的に豊かになった現在、必要なものはお金をだして買えばいい時代、へっついの家での暮らしは、そうではない。

「便利さ」をあえて横におき、自分たちの頭と体をつかって、暮らしをつくっていくのである。

風呂焚きには、薪が必要だ。
こんなところから、人間は、自然の恩恵をいただきながら暮らしているのだということを、(無意識にせよ)子どもたちは感じてとっていく。

福島から来た子どもたちは、佐渡の地元の子どもたちと一緒に、遊んだり、家事をしたりして過ごす。

新しい体験の連続は、それが家事であっても、「面白い」体験になっているようだ。

「へっついの家」では、単に楽しい時間を共有するだけでなく、原発事故について思っていることを語り合う場をもうけている。

これまでの「楽しい」時間の映像は、ここで少し、雰囲気が変わる。
映画のナレーションは「現実を思い知らされる瞬間」と説明する。

基本的に「楽しい」ことの方が多い保養先に、現実社会を振り返る機会があることに、私は「希望」を感じた。

なぜなら、人前で「語る」(言語にしてみる)ことは、漠然とした不安や悩みが何であるのか、具体化させることだから。

現実社会のなにが、その人の不安や困ったことなのか。

言語化することによって、人は、よりはっきりと、考えていることを「意識」することができる。

不安や悩みが明確になったとき、初めて、その人は、自分を不安にさせている原因に目をむけることができるのではないか。
ここまで考えた先に、きっと、理想とする未来像――どんな未来になってほしいのか。どんな未来ををつくっていきたいのかが出てくるのだと思う。

それから、この映画には、保養にかかわるスタッフ同士の葛藤、個々のぶつかり合いも記録されている。

個々のぶつかりあい――という人間関係を、福島に置いてみれば、被曝への考え方の違いなどから生じている、あっち側とこっち側、あの人たちと私たち、といった対立の人間関係に重ならないだろうか。

映画「へっついの家」では、一度はこじれた関係が、やり直しの機会を得て、再び、共に歩き始める。その歩き方も、歩幅もそれぞれ違うのだけれども、それぞれに無理のないペースで、再び歩き始める。

保養に係る人たちの心のあり方にもカメラを向けた点に、
へっついの家の風通しの良さを感じた。

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むすんでひらく へっついの家 facebook
https://ja-jp.facebook.com/sado.hettsuinoie

決定している上映スケジュール

●3月6日 東京・第四回江古田映画祭
http://furuto.art.coocan.jp

●3月15日 京都・キッチンなごみにて上映 
https://ja-jp.facebook.com/events/1583129271940077

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webdiceに書いたものを、ブログに一部転載しています。

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2011年02月25日

『レイチェル・カーソンの感性の森』26日から渋谷・アップリンクで

【PJニュース 2011年2月11日】「彼女がいなければ、環境運動は始まることがなかったかもしれない」と、アル・ゴア元アメリカ副大統領はいった。彼女とは、 1960年代に、農薬などの化学物質の危険性を告発した『沈黙の春』の著者、レイチェル・カーソンである。彼女の晩年を描いた映画、『レイチェル・カーソンの感性の森』が、渋谷・アップリンクで26日から始まる。

SOW_flyer.jpg


映画は、レイチェルの死後刊行された遺作『センス・オブ・ワンダー』がベースになっている。センス・オブ・ワンダーとは、神秘さや不思議さに目をみはる感性のこと。同書は、1956年、彼女が49歳のときに書いた論文「あなたの子どもに驚異の眼をみはらせよう」を本にしたもので、1964年に出版された。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないのです。 ―レイチェル・カーソン
レイチェルを演じるのは、カイウラニ・リー。彼女は、レイチェルの最後の一年を描いた一人芝居『センス・オブ・ワンダー』の脚本を執筆、レイチェル役を演じてきた。スクリーンでは、レイチェルが甥のロジャーとメイン州の海辺の別荘で過ごした日々を中心にドキュメンタリータッチで再現している。カイウラニ演じるレイチェルは、インタビューに答えるように、ロジャーのこと、母親のこと、『沈黙の春』を出版するまでの経緯や、化学業界などから受けた攻撃について語る。

害虫駆除の効果は広く知られていました。でも誰もその危険を警告しませんでした。毒物の集中砲火が地球の生命に対して脅威を与えないことがあり得るでしょうか。
―レイチェル・カーソン


環境汚染の会議を風邪で欠席したレイチェルについて、ある新聞記事は“沈黙の春の著者が風邪で沈黙” と見出しをつけた。自分の風邪が新聞の見出しになるなんて大統領なみだと笑うレイチェルだが、誹謗中傷に傷ついていたことは間違いない。批判記事を目にした日は、一日中気分が重い。それでも、夜になれば、気持ちも落ち着くだろうと語る。

レイチェルは、末期ガンと闘っていたが、公にすることはなかった。自分のガンに関心が集まるより、『沈黙の春』への関心を高めたいと思ったからだという。

小さい頃から作家になるのが夢で、科学者になるつもりはありませんでした。でも、大学でしぶしぶ選択した生物学が人生を変えました。 ―レイチェル・カーソン

印象的だったのが、「作家が主題を選ぶのでなく、主題が作家を選ぶ」というレイチェルの言葉だ。大学時代、必須科目で受講した生物学に魅せられたレイチェルは、周囲の猛反対をふりきり、専攻を文学から生物学に変えている。当時、女性が生物学の分野で活躍するのは難しかった。海洋生物学で修士号取得。その後、「初級水産生物学者」採用試験にトップで合格し、唯一の女性合格者として漁業局に就職した。

在職中に『ボルティモア・サン』『アトランティック・マンスリー』に執筆。レイチェルの最初の著作『潮風の下で』(1941年 41歳)の出版の足がかりになった。その後、『われらをめぐる海』(1951年 44歳)がベストセラーになり、役所を辞めて執筆活動に集中することに。『海辺』(1955年 48 歳)とともに、これらは海の三部作といわれている。

大学で文学を専攻していたころに習得した作家としての技量と、海洋生物学の専門知識と、自然へのあくなき興味を持ち続けていたレイチェルは、『沈黙の春』を書くために選ばれた人物だったのかもしれない。

レイチェル・カーソンは雲の上の人か、身近な存在か―。
レイチェルの『沈黙の春』が引き金になって、後の米政府がDDT使用禁止の法律を制定させたように、クリストファー・マンガー監督は、映画をつうじて「一人の人間が、世界を変えられる」ということを伝えたかったといっている。

監督のこの思いと、レイチェルを18年間演じてきたカイウラニーの存在が、映画を見る私たちとレイチェルの距離を感じさせない作品になっている。



映画『レイチェル・カーソンの感性の森』
2011年2月26日(土)渋谷アップリンクほか全国順次公開


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2011年02月20日

『レイチェル・カーソンの感性の森』

(ドラフトですが、一足先にコチラに公開!)

1962年に化学物質の危険性を告発した『沈黙の春』を出版したレイチェル・カーソンの晩年を描いた映画『レイチェル・カーソンの感性の森』 が、26日から渋谷・アップリンクで始まる。

映画のベースになるのは、レイチェルの死後刊行された遺作『センス・オブ・ワンダー』だ。これは、1956年、レイチェルが49歳のときに書いた論文「あなたの子どもに驚異の眼をみはらせよう」を本にしたもので、レイチェルが亡くなった1964年に出版されたもの。

レイチェルを演じるのは、カイウラニ・リー。彼女は、レイチェルの最後の一年を描いた一人芝居『センス・オブ・ワンダー』の脚本を執筆、レイチェル役を演じてきた。スクリーンでは、メイン州にあるレイチェルの海辺の別荘を舞台に、甥のロジャーと過ごした日々をドキュメンタリータッチで再現している。カイウラニ演じるレイチェルは、インタビューに答えるように、ロジャーのこと、母親のこと、『沈黙の春』を出版するまでの経緯や、本が売れて有名になったことで降りかかる苦悩を語る。

ある新聞記事の見出しは、環境汚染関連の会議を風邪で欠席したレイチェルについて、“沈黙の春の著者が風邪で沈黙”と書いた。自分が風邪をひいていることが新聞の見出しになるなんて、大統領なみだと笑うレイチェルだが、誹謗中傷に傷ついていたことは間違いない。朝、新聞で批判記事を目にすれば、一日中気分が重い。それでも、夜になれば、気持ちも落ち着くだろうと語るレイチェルは、こうした批判記事を、一冊のノートに書き写し、まとめていたようだ。

末期ガンとたたかいながらも、そのことを隠し通したのは、自分のガンに関心が集まるより、『沈黙の春』への関心を高めたいと思ったからだという。


印象的だったのが、「作家が主題を選ぶのでなく、主題が作家を選ぶ」というレイチェルの言葉だ。
大学時代、必須科目で受講した生物学に魅せられたレイチェルは、専攻を文学から生物学に変えている。1920年代、女性が生物学の分野で活躍するのは難しい時代。しかし、レイチェルを教えた生物学の教師は女性だったというから、この女性教師の存在が、レイチェルの背中を押したのかもしれない。周囲の猛反対をふりきり、後に、海洋生物学で修士号取得た。
「初級水産生物学者」採用試験にトップで合格し、唯一の女性合格者として漁業局に就職した。在職中に『ボルティモア・サン』『アトランティック・マンスリー』に執筆。これらは、レイチェルの最初の著作『潮風の下で』(1941年、41歳)の出版の足がかりになった。その後、『われらをめぐる海』(1951年44歳)がベストセラーになり、役所を辞めて執筆活動に集中することに。『海辺』(1955年48歳)とともに、これらは海の三部作といわれている。
文学を専攻していたころに習得した作家としての技量と、海洋生物学の専門知識に、「神秘さや不思議さに目をみはる感性(センス・オブ・ワンダー)」。これらを持っていたレイチェルは、『沈黙の春』を書くために選ばれた人物だったのかもしれない。


レイチェル・カーソンを雲の上の人と感じるか、身近な存在だと感じるか−。私にとっては後者だった。

クリストファー・マンガー監督は、「一人の人間が、世界を変えられる」ということを伝えたかったといっている。レイチェルの『沈黙の春』が引き金になって、後の米政府がDDT使用禁止の法律を制定させたように、私たちには、世界を変える力があるということ。監督の思いと、18年間、レイチェルを演じてきたカイウラニーの思いが映画に反映し、レイチェルとの距離感を感じさせない作品になっている。



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2010年02月13日

映画『The Age of STUPID』愚か者の時代に生きている私たち!?

全く、なんという映画だこと。(注:ほめてます・苦笑)

私たちが死んだ何十年か後に、例えば、2055年に、
一人、“地球に生き残った男”がいたとしたら、
彼は2010年の「今」を生きている私たちの時代を
the age of stupid (愚か者の時)と呼ぶかもしれない。

私たちが生きている「今」という時間は、未来へと続く一本の道。
私たちが享受している自然の恵みは、
将来世代から借りているものではなくて?

これからを生きる子どもたちに、
私たちは何が残せるのか?
残そうとしているのだろうか?

映画の始まりは130億年前の宇宙のシーン。
時間の経過が早送りされ、現代である「愚か者の時代」へとシーンは変わる。

ホワイトハウスの屋根から外されたソーラー・パネル。

スクラップされていった電気自動車。

シェルの進出により、立ち退きを強制されたアフリカのOdiama村は、テロリストをかくまっているという政府の主張のもと、軍隊が進入。
反対する村人を殺した。

煽られる消費主義。

これらは全て本当に起こったこと。



最後のシーンは、再び宇宙へ・・・
しかし、地球の周囲を取り巻いているのは、宇宙ゴミだ。(と思う)

なんというエンディング。

THE END

え? 本当に「終わり」???



“地球最後の男”は言う。
「なんでチャンスのあるうちに自分たちを救おうとしなかったのか?」って。





地球温暖化に警鐘を鳴らす大作、フラニー・アームストロング監督の『The Age of Stupid』(エイジ・オブ・ステューピッド)。昨年の国連環境ウィークでは、日本を含む40カ国以上で世界同時プレミア上映され、話題となりました。
日本での上映時にも大きな反響を呼び、この度、2010年3月より、新宿バルト9ほかティ・ジョイ系劇場にて、全国再上映&順次公開が決定いたしました。
劇場やスケジュールなど詳細は決まり次第ご案内させていただきます。

引用)日本版オフィシャルHP


実際に起こった出来事を報道したフィルムも多数登場。
アニメーションが、怖いくらいのインパクト。

この映画のフラニー・アームストロング監督は、「10:10」というキャンペーンを2009年9月に立ち上げています。
10:10キャンペーンとは、2010年に二酸化炭素の排出量を10%削減するというイギリスの気候変動キャンペーンのこと。

すでに、3万5千人の個人、企業、組織が参加。
この中には、ゴードン・ブラウン首相、駐日英国大使館、マイクロソフトUK、大学、ガーディアン(新聞)なども含まれています。

駐日英国大使館は、鳩山首相が提言した、「チャンレンジ25」キャンペーンにも参加しており、とっても積極的。

駐日英国大使館とはこれまでにも
「気候リーダー」「ミリバント外相との集い」など、
環境問題に関したイベントではご縁があります。

10:10や、チャレンジ25に参加表明することについて、

「やったって無駄だよ」
「何もしなくたって同じ結果だよ」
という人もいるでしょう。

その一方で、
「問題が回避できるかわからないけど、そうなるように努力したい」
という人もいます。


私は昔っから後者の立場で、「理想主義者」だと責められたこともあります。

でも、自分にできることをし、未来に少しでも豊かな環境を引き継いでいけたらと思っています。

だから、駐日英国大使館のキャンペーンへの参加表明について、嬉しく思いました。


以下、ツイッターで集めた『The Age of STUPID』関連の発言。
ほんの一部です。
発言者の名前が冒頭にないのは、私の発言です。

  • 映画「the age of stupid」上映会 見に来れている方、リプライpls。 http://twitpic.com/12qqmg posted at 18:18:38




  • 映画「the age of stupid」これまたスゴイ映画だった。最初のシーンは宇宙好きには溜まらない。映画だけ見てとんぼ返り&コンビに弁当な夜。(苦笑) http://www.t-joy.net/aos/ posted at 22:02:59

  • RT @chobij: 「The Age of Stupid」鑑賞してきました。日々痛みを感じることがないと、人間の危機感は持続しないですね。またいろいろと考えさせられる映画でした。3月から新宿バルト9で公開だそうです。 posted at 23:35:14

  • RT @kanari_kahoru: 地球温暖化にかんする映画 The age of stupid の試写会に参加させていただきました!インパクトある映画です。 posted at 00:55:23

  • RT @yokoaoki: 映画「the age of stupid」、DLの値段を見たら、3つのお値段から自分で選ぶようになってる。気が利いてる。これから買ってみます。映画、どんな〆なのか気になります。 http://bit.ly/cbENHR posted at 01:41:57

  • 映画「the age of stupid」、駐日英国大使館との共催上映もできるそうです。条件等があるようですが。希望の方は英国大使館に問い合わせてみてください。自主上映はこちらに詳細が→http://www.indiescreenings.net/ posted at 01:57:00




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2010年02月11日

2/14まで「マザー・テレサ映画祭」

1月16日から始まった、東京都写真美術館で開催される「マザー・テレサ映画祭」(全国で順次公開)も、2月14日までとなりました。
まだの方、ぜひぜひ行って見てくださいね!

なんて書こうと思っていたら

◎東京都写真美術館ホールにて「アンコール上映」決定!◎

期間は3月20日(土)〜4月11日(日)だそうです。
詳細は公式サイトでご確認ください!

(以下、Yahoo!ボランティア公式ブログ掲載記事の転載)



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マザー・テレサの生誕100年を記念して、マザーの愛に満ちた活動の軌跡と、彼女の思いを引き継ぎ、今を生きる人々を映し出す7本のドキュメンタリー映画が、一挙に公開されます。

本邦初公開となる『すばらしいことを神様のために〜Something Beautiful For God〜』(1969年)は、英国BBC放送の作品で、コルカタ(当時のカルカッタ)で活動しているマザー・テレサを密着取材したものです。

日本人として、初めてマザーに映像取材を認められた千葉茂樹監督による、マザー・テレサ生誕100年特別記念作品『マザー・テレサと生きる』(2009 年)では、マザーが3度訪問した日本で、どのように彼女の精神が受け継がれているか、マザーの後継者シスター・ニルマラ総長の特別許可のもと、初めて撮影された貴重な映像とともに、東京山谷のホスピスで働く人々に迫ります。

* * *

山谷のホスピス「きぼうのいえ」で暮らす、いざわさわ男さんは、病気を患い身寄りもいません。生活保護で暮らしています。

俳句好きないざわさんは、働いていたころから、俳句の同好会に作品を投稿していました。
たくさんの作品の中の一つは、1997年のマザー・テレサの死についてでした。

マザー・テレサが貧しい人に手を差し伸べる活動をしていること、彼女が山谷を訪問したことを、いざわさんはよくご存じだったようで、その活動に心打たれて、何度も涙を流したと語っていらっしゃいました。

* * *


千葉監督が1976年にコルカタを訪問した際、マザーから「日本には貧しい人がたくさんいるの?」と聞かれたそうです。

「貧しい人はいるけど、コルカタほどではないですよ」と千葉監督が答えると、マザーは「貧しい人はすばらしい人達です」と言われたそうで、この言葉を聞いて千葉監督は、彼女への尊敬の思いをいっそう強くしたと語っています。(マザーは貧しい人たちは、キリストへの橋渡し役だと言っています)

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(写真:女子パウロ会)

マザー・テレサがノーベル平和賞を受賞したのが1979年ですから、当時の無名に近かったマザーの映画をつくることは、簡単ではなかったそうです。そんななか、完成した作品が『マザー・テレサとその世界』(1979年)です。

『マザー・テレサの祈り 生命それは愛』(1981年)は、マザーの日本への初来日の様子を追った作品です。

81年の訪日後、マザーはすぐに、4人のシスターを日本に送り込みました。
彼女たちは、未婚の母と子どもの救済を始めたそうです。

『マザー・テレサと生きる』(2009年)では、彼女たちのように、日本で活動するマザーのシスターやブラザーが映されています。30年近く、こうした活動は続いていますが、活動に集中するため、マスコミの取材は拒否されてきました。

今回の撮影許可がもらえたことについて千葉監督は、日本にいるシスターの存在を知ってもらうことで、「愛に生きる」人たちが多くなればという思いがあったのでは、と語っています。


* * *


マザー・テレサは言います。

愛の反対は憎しみではなく無関心です

わたしたちは大きなことはできません。
ただ、小さなことを大きな愛でするだけです−−−。


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(写真:女子パウロ会)

世界に先駆けて日本で開催される「マザー・テレサ映画祭」は、
マザーに関する映像を、一堂に集め上映する、世界初の試みです。
東京都写真美術館では、1月16日から2月14日(バレンタインデー)まで開催しています。
トークショーなども予定されていますので、
公式サイト(予告動画あり)を確認されることをお勧めします。

日本でカルカッタを見つけてください。
そこに愛をもたらしにいくのです。


マザーのそんな声が聞こえてきそうです。



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2010年02月10日

マンデラの偉大さ〜映画『インビクタス/負けざる者たち』

注目!
2/11は“不屈の指導者”ネルソン・マンデラ釈放の日!
新宿ピカデリーにて12:40の回上映終了後に
“不屈のボクサー”内藤大助さんによる応援舞台挨拶!
空席情報などは劇場HPで!http://bit.ly/cf



映画『インビクタス/負けざる者たち』
(以下、Yahooボランティア公式ブログに掲載された記事の転載です)

南アフリカのネルソン・マンデラ大統領が実際に起こした“奇跡”の物語。
映画『インビクタス/負けざる物たち』の感想を一言で述べてみました。

ネルソン・マンデラの生き様に、吸い込まれそうになりました。


ズバリ!この映画は、マンデラの魅力に尽きると思います。

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(C) 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

・・・
舞台は、アパルトヘイトによって、黒人と白人の人種差別が依然として残る1994年の南アフリカ。
27年間、監獄に囚われていたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、釈放されて、南ア初の黒人大統領になりました。

マンデラは、95年に南アでラグビーのワールドカップが開催されることに目をつけ、ラグビーを通じて、人種の違いを超えた一つの国を目指すことを決意します。
ところが、当時の南アでは、ラグビーは白人のスポーツであり、アパルトヘイトの象徴でもあったのです。
ですから、南アのラグビー代表チーム「スプリングボクス」の存在に対して、黒人たちは強い嫌悪感を持っていました。

さらに、南アのスポーツ界は、アパルトヘイトのため、国際的な試合から長年締め出されていたこともあり、スプリングボクスは国際試合での経験も乏しく、力不足は明らかでした。
ただし、ラッキーなことに、ワールドカップ開催国には、自動的に出場できることが認められていたのです。
誰もが、スプリングボクスが勝ち進むことに期待していないなか、マンデラは、チームのキャプテン、フランソア・ピナール(マット・デイモン)に、ワールドカップでの優勝を託すのでした。
それは、マンデラの夢である、多様な人種で創る国“レインボー・ネイション(虹の国)”の実現に向けた、大きな挑戦でもありました。

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(C) 2009 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

マンデラの強力な支援と人間的な魅力は、ピナールだけでなく、選手にも影響を及ぼしていきました。
大統領からの依頼で、選手たちは、黒人の子どもたちにラグビーを教え始めます。
白人のスポーツと嫌っていたラグビーが、次第に、人々の共通の関心になっていったのです。
そして、南アでのワールドカップの開催。
ピナールは、スタジアムを埋めた国民の声援をバックに、チームが背負っている重大な意味を見出すのでした。

望んでも望まなくても、
僕らはもはや単なるラグビー・チームではない。
時代は変わる。僕らも変わらなきゃならないんだよ。
−フランソワ・ピナール
映画『インビクタス/負けざる者たち』より



スポーツが国を一つにするということ。
敵対していた白人と黒人が、一つの“南アフリカ”というアイデンティティーを持って歩み始める姿に、獄中のマンデラを勇気づけたという詩「インビクタス」(不屈)が重なります。


インビクタス byウィリアム・アーネスト・ヘンリー

私を覆う漆黒の夜
鉄格子にひそむ奈落の闇
私は あらゆる神に感謝する
我が魂が征服されぬことを

無惨な状況においてさえ
私は ひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ
血を流しても
決して屈服はしない

激しい怒りと涙の彼方に
恐ろしい死が浮かび上がる
だが 長きにわたる
脅しを受けてなお
私は何ひとつ
恐れはしない

門が いかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
我が魂の指揮官
(『インビクタス/負けざる者たち』ツイッター・オフィシャルアカウントより引用])



・・・・・・

全て南アフリカで撮影された『インビクタス』。製作ノートでクリント・イーストウッド監督は、「実際の場所でしか得られないものがあるからね。人々、ロケーション……。私たちはそういう真実味が欲しかった」と述べています。

マンデラが27年過ごした独房のあるロベン島の刑務所には、スタッフとキャストで訪問したそうです。
「ロベン島へ行ったとき、誰もがあの独房の狭さに驚いた。あそこで27年という、おそらくは人生でもっともいい時期を過ごしながらも、出てきたときにあれだけ苦々しさのない心境のままでいられたというのはすごいことだと思う」(イースウッド監督)

マンデラの国の将来を見据えた冷静な視線と、確かな実行力。それを支えた「インビクタス(不屈)」の精神。

「いい意味で世界を揺るがせた出来事であるにもかかわらず、知っている人があまりにも少ない重要なストーリー」(モーガン・フリーマン)でもあり、よくぞ映画化してくれた!という感謝の気持ちを、映画に関わられた全てのスタッフにおくりたくなりました。



・・・・・・・・・・・・・・・
『インビクタス/負けざる者たち』
ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語
2月5日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
公式サイト
配給:ワーナー・ブラザース映画

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2010年01月17日

サム・ボッゾ監督インタビュー(下)

映画『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』のサム・ボッゾ監督インタビュー(下)

(上)からのつづき。

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1月16日より、渋谷アップリンク、ポレポレ東中野、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国順次公開。配給:アップリンク

メキシコの国境近くでの撮影は、番人の買収などもしたと聞いていますが。

その通りです。メキシコのある地域では、川の番人を買収できれば、政府が下水を農業用水に使っているところを撮影できると教えてもらいました。撮影に反対しそうな番人を20分だけ、他のことに気を向けさせるから、その間に撮影をしろというのです。「もし20分を越えてしまったら?」とたずねると、私の体が川に浮かぶだろうと言われました。この瞬間が、私にとって、映画の転換点だったと思います。

メキシコのシーンは映画では4分だけですが、身の危険を感じながら、自分の息子のことを考え、これはちゃんと撮らなければならないと、覚悟を決めた瞬間でした。

他に大変だったシーンはありますか?

ジョアン・ルートというドキュメンタリー映画作家が殺害された現場の写真を、地元の警察から借りてくるようガイドに頼んだところ、青ざめた顔で戻ってきて、今すぐこの街を離れるべきだというのです。

ジョアンは、湖の水がヨーロッパに輸出されているバラの栽培に使われ、湖が枯渇してしまうことに危機感を募らせ、そのことを映画にしようとしていたのです。ガイドは、地元の警察は犯人から賄賂をもらっているから、すぐにここを離れたほうがいいというのです。

映画の公開後であれば、何が起きても、映画の宣伝になるのでいいのですが、撮影中に何かあれば、撮影を中断しなければなりません。私は殺害現場の写真をあきらめ、映画では、彼女が暮らしていた部屋のイメージを代わりに使いました。

ヨーロッパに輸出されるバラのシーンでは、フェアトレードのバラが使われていますが、その意図は?

あの映像は、ロンドンにいるカメラマンに花の映像をお願いしたところ、提供された映像の一つなのです。正直な話、特にフェアトレードを意識的に選択したわけではないのですが、観ている人には、何らかの意味をもたらしているようで、実に興味深い質問です。

「フェアトレード」と聞けば、生産者に公正な賃金が払われているといったことが頭に浮かぶと思いますが、輸入されるバラの背景には、生産地の水を搾取しているという、一種の皮肉があります。儲けるためにバラを輸出し、湖を涸らしてしまっていいのでしょうか。

「フェアトレード」と聞いただけで、思考停止に陥りやすいことに気づかされました。

これは、ペットボトルの水も同じで、健康にいいといったイメージの背景には、水がビジネスとして商品化されている皮肉があるのです。

日本企業の水ビジネスへの参入については

日本の素晴らしい技術を、水の浄化や、マネージメントの改善に提供するのはいいと思います。しかし、水の権利を取得し、巨大な権力を得てしまうと腐敗をまねくでしょう。ですので、技術の供給であれば、問題ないと思います。

水に関して言えば、排出より浄水コストが高いことから、利益追求を優先する企業の場合、浄水のコストカットをするかもしれません。となると、きれいでない水を流すという下降スパイラルを進むことになります。

これから映画を観る人に一言

石油紛争と水紛争の大きな違いは、石油には代替エネルギーという他の選択肢があるのに対して、水には、他に代わる代替品がないという点です。水の確保は生存の危機にかかわる問題ですから、こうした情報はもっと人々に知られるべきだと思います。映画を見た人は、ぜひ周りの人に伝えてほしいです。なぜなら、大衆の意識が、政治的な変化を起こしていくからです。【了】

ライブドアニュースから転載

映画『ブルー・ゴールド-狙われた水の真実』公式サイト

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2010年01月16日

サム・ボッゾ監督インタビュー(上)

映画『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』のサム・ボッゾ監督インタビュー(上)
2010年01月16日 08:25 JST

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サム・ボッゾ監督(撮影:奥田みのり、1月13日)

【PJニュース 2010年1月16日】きょう1月16日から渋谷アップリンクほかで公開中の映画『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』は、世界中で起きている様々な“水紛争”の現実に迫るドキュメンタリー映画だ。

日本は水に恵まれているから水不足とは関係ないと考える人は多いかもしれないが、年間降水量の多い日本における一人当たりの水資源量は、世界平均の4分の1でしかない。

森林伐採などにより地下水が減少する一方で、人口は増え続けている。そこに目をつけた企業や政治家は、水をめぐる略奪戦を繰り広げている。今や水は金になる「商品」なのだ。20世紀が“石油戦争”の時代だとしたら、21世紀は“水戦争”の時代になると言われるが、サム・ボッゾ監督は、「現実だが、必然ではない」と訴える。

4部から構成される本作品は、「淡水資源危機」から「政治の策略」「水戦争」そして最後の「進むべき道」まで、水が上流からか下流に勢いよく流れていくような一定のテンポを保ちながら、一気に流れていく。その先を描くのは我々に他ならない。

サム・ボッゾ監督インタビュー

水をテーマにしたのはなぜ?

当初、水がなくなった地球を舞台としたSF映画を撮ろうと考えていたのですが、書籍『「水」戦争の世紀』(モード・バーロウ、トニー・クラーク著)を読んで、今地球で起きていることを撮らなければという思いを強くしました。

水には政治的な力があります。映画では、軍が外国の帯水層や湖のそばに基地を作っていることや、大統領や市長が水会社と取引をし、自分らの権力を強めていることなどを追求しました。

アメリカ・ミシガン州では、五大湖は市民の財産だと主張した市民に対して、企業がスラップ訴訟(威圧的訴訟)を起こし、アフリカの飲み水がない地域では、企業はボトル水で利益を得ています。

国連は92年に、水を商品だと定義しているのです。「ミレニアム開発目標」には、水の汚染や地下水利用の抑制は含まれていません。

人類の生存に関することでありながら、あまりにもこうした情報が知らされていない。私はこの映画で、これは生死のかかった問題であるということを提起したかったのです。

様々な飲料水メーカーを取材していますが、各社の対応の違いは?

コカコーラ社は、取材の二カ月前に質問状を送り、直接担当者が取材に応じてくれました。

ベェオリア(Veolia)社とスエズ(Suez)社は、取材に応じると返事をもらっていましたが、取材先のパリに到着すると、キャンセルされてしまい、建物のみの撮影となりました。

ネスレ(Nestle)社は2時間の電話取材に応じてくれました。その後、「リリースフォーム」にサインをお願いしたのですが拒否されたので、映画では、音声を変えています。

私は、「アンチ腐敗」ですが、決して「アンチ企業」ではありません。企業の声を紹介したいと思っていました。ですから、発言内容はともかく、コカコーラ社が取材に応じてくれたことは嬉しかったです。

映画では、水をビジネスにしている企業が、クリーンなイメージを維持するため、社名を変えて活動していることが明らかにされています。ボッゾ監督は取材時、すでにこの事実をつかんでいたのでしょうか?

いいえ。リサーチを進めていくなかで知りました。

『「水」戦争の世紀』にビベンディ(Vivendi)という名前で登場していた会社が、後にベェオリアに社名変更をしたことを知りました。アトランタでは、ユナイテッド・ウォーター(United Water)社を取材する過程で、この会社は以前スエズと名乗っていたことに気付いたり。企業の評判が悪くなり社名を変えることは、珍しいことではないようです。

ライブドアニュースより転載

【つづく】

映画『ブルー・ゴールド-狙われた水の真実』公式サイト

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2010年01月15日

映画『ブルー・ゴールド─狙われた水の真実』

雑誌『オルタ』2009年11・12月号に掲載された記事を転載します。 

bluegold.jpg
   

水戦争の世紀─映画『ブルー・ゴールド─狙われた水の真実』  

 20世紀が石油の利権をめぐる戦争の時代だったとすれば、21世紀は「水戦争」の時代になると言われる。世間の関心は温暖化問題に集中しがちだが、今回紹介する映画『ブルー・ゴールド』は、私たちが住む地球が水戦争の時代に突入している現実を克明に描き出した、衝撃的なドキュメンタリーだ。ぜひ劇場で観てほしい。ただし、本作品に含まれる膨大な情報量については、観る側が消化できるのか一抹の不安が残る。そこで、映画の流れに沿って大まかな整理を試みた。鑑賞の一助としていただければ幸いである。

 全90分の本作は4部で構成される。第1部「淡水資源危機」では、その名の通り、環境問題としての水が語られる。地球上の水の97%は海水、飲み水になり得る淡水は3%だが、飲料用に取水できる淡水の比率は0.001%と言われる。ところが淡水の源である雨水の保全に必要な森林の破壊が進んでおり、水資源の枯渇が進行している。一方、水を必要とする人口は68億を超えたと言われ、さらに今後も爆発的な増加が見込まれる。こうして水不足は加速度的に深化の一途を辿っている。

 つづく「政治の策略」では、危機をチャンスにとばかりに、水不足で苦しむ人々を狙い撃ちした大手水企業が、世界各地でボトル水を売りつけていく「商品化」の実態に迫っていく。一例として、アフリカで水の販売を独占するコカ・コーラ社は、「ダサニ」というブランドのボトル水を販売している。水道水が飲めない地域で販売されるダサニ500mlは45シリングだが、同量のコーラは26シリングで、水の価格は、コーラの値段を遥かに上回る。

 希少資源としての水は、確実に利益を生み出す恰好の投資対象になっており、すでに水関連の銘柄もあるという。だからなのか、国連のミレニアム開発目標(MDGs)には、水の汚染や地下水利用の抑制が含まれておらず、国連は水の商品化にお墨付きを与えており、生存権を左右する水問題に介入しようとしないのである。

 第3部「水戦争」では、大手水企業の横暴に立ち上がる人々の闘いに焦点を当てる。たとえばボリビアでは、債務削減と引換えに世界銀行から水道事業の民営化を迫られ、水道料金が莫大に高騰したうえ、雨水を集めることさえ禁止された。これに対し立ち上がった民衆は粘り強い抗議行動を展開し、ボリビアで長くつづく抗争は象徴的な闘いとして語り継がれている。

 このように「水戦争」とは単なる資源の争奪に留まらず、生命線(ライフライン)をめぐる壮大な覇権のせめぎ合いである。米軍は五大湖周辺に基地を構え軍事訓練を展開し、水資源の豊富な隣国カナダを牽制している。ブッシュ前大統領一家はパラグアイに400平方キロの土地を購入したというが、米軍はパラグアイでも秘密裏に作戦を展開し、一時は米軍基地が建設されたとの報道も出回った。付近には巨大ダム、隣国ブラジルにはグアラニ帯水層があり、一帯は、「水の中東」になると予測する向きもある。

 水をめぐる利権争奪と囲い込みが壮大な規模で進むなか、私たちは安全な水道水に恵まれながら、日常的にボトル水を消費していたりする。第4部「進むべき道」では、水(ブルー)が大企業に所有され高騰し、金のなる木(ゴールド)に変貌する現状について、「これが世界の現実」としつつ、「だが必然ではない」と訴える。事実、水が商品化し、高騰したウルグアイでは、国民が立ち上がり、憲法改正を経て水の民営化を禁止した。ブルー・ゴールドの流れを止めるのは、それに気づいた私たちに他ならない。

※映画『ブルー・ゴールド』に関する情報を集めて、ツイッター(http://twitter.com/)でつぶやい ています。「#bluegold」で検索してみください。


なお、先日、ボッゾ監督にインタビューをさせていただきました。
別途、インタビュー記事が掲載になりましたら、お知らせします!

公式ホームページ
映画『ブルー・ゴールド-狙われた水の真実』公式サイト

1月16日より、渋谷アップリンク、ポレポレ東中野、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国順次公開。配給:アップリンク

1/16(土)より公開!監督による初日舞台挨拶を開催します!!

1/24(日) 上映+トークショー開催!ゲスト:佐久間智子(アジア太平洋資料センター理事)×沖大幹(東京大学教授)

2/14(日) 上映+トークショー開催!ゲスト:三本裕子(A SEED JAPAN事務局長)
公式サイトより 




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2010年01月06日

映画「インビクタス 負けざる者たち」



公式サイトはコチラ→インビクタス 負けざる者たち



webdiceから転載)

「彼はとても独創的な方法で国民の融和を計った」南アフリカ・ラグビーチームの活躍を通してヒューマニズムを描く。

1995年。南アフリカ、ひとつの願いが本当に世界を変えた。

クリント・イーストウッド×モーガン・フリーマン×マット・デイモンという豪華アカデミー賞監督、俳優、競演で贈る真実の感動ドラマの傑作。

4度のオスカーに輝くクリント・イーストウッド、監督第30作に選んだ『インビクタス/負けざる者たち』は、ネルソン・マンデラ大統領(モーガン・フリーマン)が、アパルトヘイトの余波の残る南アフリカで、ラグビー・ナショナルチームのキャプテン、フランソワ・ピナール(マット・デイモン)と共に、国を、国民の心を‘ひとつ’にしようとした、感動のヒューマンドラマ。


人種という壁、経済格差による国家の分断、不屈の精神と寛容の心を持って、南アフリカに奇跡を導いたネルソン・マンデラ、その生き方は、今の時代を生きる私たちに「人のあるべき姿」を気づかせ、そして時を超え、語り継がれるべきこの真実の物語は観るものすべての心を高揚させてくれます。

新しく就任したネルソン・マンデラ大統領は、アパルトヘイトにより人種差別や経済格差が依然として残っていることを痛感する。誰もが親しめるスポーツを通して、人々を団結させられると信じたマンデラは、南アフリカのラグビーチームの立て直しを図る。マンデラの“不屈の精神”はチームを鼓舞し、団結させ、奇跡の快進撃を呼び起こす。

イーストウッドはこう語る

「この出来事は、マンデラの在職中の非常に重大な時期に起こる。彼は、スポーツを通して国民の融和を計るうえで、すばらしい聡明さを発揮したと思う。彼は、白人と黒人がひとつのチームとして頑張らなければ、自分の国は破たんするということも分かっていた。だから、その目標を達成する手段として、とても独創的な方法でひとつのチームを利用してみせた」。

クリント・イーストウッドが、今の時代に贈る、実話を基にした、ヒューマンドラマの傑作。
(以上、公式資料より引用)


映画『インビクタス/負けざる者たち』

2010年2月5日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督・製作:クリント・イーストウッド
脚本:アンソニー・ペッカム
原作:ジョン・カーリン「PLAYING THE ENEMY」
キャスト:モーガン・フリーマン、マット・デイモン

2009年/アメリカ/135分



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2009年09月27日

谷中の魅力たっぷり『谷中暮色』

谷中が好きな人は、もっと好きに。
谷中を知らない人は、谷中に来てみたくなるでしょう―。

        谷中在住のライター
        ※正確には、谷根千在住ですワタシ(苦笑)


そんな映画でした。『谷中暮色』(やなかぼしょく)

予告の動画は
http://www.deepinthevalley.net/jp/trailer.php
こちらで。

yanakaboshoku.jpgJR日暮里駅のすぐそばにある谷中霊園には、昭和32年に放火により焼失した五重塔の跡地が今も残っています。

谷中霊園はお花見、フリーマーケットが目的で行くこともあり、墓地なのだけど、墓地じゃないというか、生活空間に溶け込んでいる場所なのです。

五重塔の跡地には、焼失していく五重塔を撮影した写真が貼ってあります。

数年前から、地元の人の呼びかけで、五重塔を再建しようという運動が始まりました。

実際、署名運動も行われていて、私も署名しました。
署名をしたのは、映画にも登場する、昼間の祭りのシーンです。

フラダンスをステージで踊る人々や、背中に「したまち」とロゴの入った半被を着ている人がたくさん登場しますが、この祭り会場に私はいまして、必死に、フラダンスの女性たちの写真を撮影していたんです。

その会場の隅に、五重塔再建を呼びかける署名ブースが。

そして、映画にも映っていた、アドバルーンがありました!

まさかあの場所で、映画の撮影が行われていたなんて!
自分が映っていないかと焦りましたが、映ってませんでした。(苦笑)

谷中霊園の五重塔が焼失してしまったこと。
五重塔を再建しようと住民が立ち上がったことは―は事実です。

映画はこれらの事実を事実として描きながら、
かおりと久喜という架空の人物を登場させ、フィクションを事実に重ねて描かれています。

かおりは、ホームムービーを保存・修復するNPOのスタッフという設定で、実在する谷中のお寺の住職、谷中在住の職人などを取材しながら、五重塔焼失を撮影したフィルムを探していくのです。

撮影現場が生活圏である私にとっては、
谷中の五重塔の再建には関心があるし、
ありし日の五重塔を語る地元の方々の話は、
そのまま、近所で聞く話のようだし、

実は、下町といえども、あまり近所付き合いのない私にとっては、
映画を媒介にして、地元の人と心を通わすことができたような
そんな、みえないツナガリを感じた作品だったのです。

ざっと思いだせるだけ、でてきたロケ現場書いてみした〜!

キッチンマロの前の道(よみせ通り)
・ゲームセンター(団子坂交差点の角にあるやつ)
初音小道(だったような。日暮里駅と谷中銀座の途中にある、知る人ぞ知る商店街)
あるいは
・すずらん通り?

・谷中霊園の五重塔跡地

・谷中霊園の五重塔跡地のそばの公園(遊具あり)
 あるいは
・谷中の住宅地にある公園のほうかな…(谷中コミュニティセンター近く)

・初音の森(谷中コミュニティセンター前の広場)

かおりたちが飲んでいたお店はどこなんだろう?
お酒がなくても生きていける私は、谷中千の飲み屋は全然知らないのです。

『谷中慕色』公式ページ
に、いくつか写真があります!

過去に書いた谷中関連のエントリーです。

2009年06月21日 週末の谷中銀座
2009年05月02日 谷中しょうがせんべい
2009年04月30日 谷根千をぶらり
2009年03月29日谷中をポタリング

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2009年06月25日

映画『台湾人生』

taiwanjinsei.JPG2009年6月27日よりポレポレ東中野にてモーニングショー!
かつて日本人だった人たちを訪ねて―日本人として、台湾人として、日本統治と戒厳令をのり越えて、いまを生きる.

そんな台湾人たちを追ったドキュメンタリー映画が『台湾人生』です。

明治28年(1895年)から昭和20年(1945年)までの51年間、台湾は日本の統治下にありました。
学校教育は日本語で行われました。
今でも台湾の高齢者が日本語を話すことができるのは、この時代の、日本語教育の影響です。

日本人として教育をうけた男性のなかには、兵隊に志願した人もいます。「日本のために命を捨てる覚悟もあった」という強い愛国心を持つ彼らを、軍隊の指揮官は中国人だと差別をしたそうです。

ビルマ戦線を戦った元日本兵のション・キンブンさんは、当時の屈辱を、悔しかったと涙します。
(第二次世界大戦中、米国に住む日系人が、米国への忠誠を証明するために志願したことが頭をよぎりました)

台湾では志願兵制度に続き、徴兵制度も行われ、台湾の軍人・軍属は約21万人を数え、うち、約2間人が死亡とのこと。
米軍による台湾主要都市の空爆では、市民の死傷者・行方不明者は1万5000人以上にのぼったそうです。

日本が敗戦すると、中国国民党の蒋介石が台湾の統治を始め、台湾人の怒りが強まり、「二二八事件」が勃発。1949年から87年まで、38年間にわたり戒厳令が施行され、台湾語も日本語も禁止されたそうです。
語ることのできなかった戦時中の経験、戦後の苦労、そして、今でも日本にはせる思い…

そうした声を7年にわたり取材し、ドキュメンタリー映画にまとめたのが、元新聞記者の酒井充子監督。
1998年に台湾で、日本語世代の老人と出会ったことが、映画をつくる発端だったそうです。

日本語世代の台湾人は皆高齢です。
彼らにしか語ることのできないストーリーを、酒井監督は見事にフィルムに残してくれました。

「かつて日本人だった人たちの声を聞いてください。ほんの一部ではありますが、日本が台湾でしたこと、今の日本が台湾にしていないことが浮かび上がってきます。そしてなによりも、時代にとらわれることなく、自分の人生に誇りを持って最後まで生き抜こうとする一人ひとりの姿を、尊敬の念を持って受け止めていただきたいと思います」(酒井監督)

日本にも近くて、親しみのある台湾のこと。
あまりにも私たちは知らなすぎるのかもしれません。



2009年6月27日よりポレポレ東中野にてモーニングショー!
午前10時40分より(連日)

27日(土)、28日(日)、酒井監督による舞台挨拶あり。
上映期間中、ゲストによるトークも。
 7月 4日(土)蕭錦文さん(出演者)
 7月 5日(日)蕭錦文さん(出演者) *上映前
 7月11日(土)鈴木邦男さん(評論家)
 7月12日(日)二井康雄さん(映画ジャーナリスト)
 7月18日(土)小林茂さん(映画監督『わたしの季節』『チョコラ!』)
 7月19日(日)あがた森魚さん(ミュージシャン)
 7月20日(月・祝)矢田部吉彦さん(東京国際映画祭ディレクター)

6月27日は、先着100名に、高級台湾茶をプレゼント!
6月27日〜29日の来場者のなかから、抽選でペア1組に、台湾往復航空券をプレゼント!

8月にはジャック&ベティ(横浜)でも上映!

公式ページ『台湾人生』

この記事は、一足先に、映画、音楽、演劇、アートなど充実したカルチャー情報をお届けするサイト「web dice」で発表したものです。

予告だけでも見てくださいね〜!

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2009年06月22日

映画「セックス・トラフィック」

21日のTV番組「バンキシャ」で、日本の人身売買について取り上げていましたね。
アメリカが16日に発表した、世界約170か国での人身売買の状況をまとめた2009年の年次報告書によると、 日本での人身売買の犠牲者の多くが外国人女性であり、仕事を求めて入国すると同時に、渡航費用などで最高5万ドル(約500万円)の借金を背負わされ、性産業に従事させられるケースを指摘しています。
番組では、この報告内容を紹介しつつ、実際に被害にあった方、あっせんした人への取材を試みていました。

そして、ちょうどタイムリーなお知らせがあります。

NGO Network JAPANのサイトからの転載です。

sex traffic.JPG日本が人身売買の受け入れ大国だと知っていますか?

ポラリスプロジェクトのキャンペーンチームでは、毎月イベントやセミナーを行い、様々な角度から人身売買問題を学んでいます。

今回は、英国アカデミー賞8部門を受賞した「セックス・トラフィック」を上映し、皆様と一緒に私たちひとりひとりの大切な人、大切な子どもたちを守るために何ができるかを一緒に考える機会にします。ぜひ皆様お誘い合わせの上お越し下さい。

日時:6月27日(土)14:00-17:00 *16:30からトークセッションとQ&A
場所:JICA地球ひろばホール(広尾駅徒歩1分)
地図:http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html

映画:「セックス・トラフィック」
☆ 人身売買ビジネスの実態と欲望の人身売買ネットワークを暴く衝撃の社会派サスペンス
☆ 東欧、イタリア、ロンドン、北米世界を巡る人身売買ネットワークとは!
☆ 「ハリーポッター」シリーズ最新作監督デビッド・イェーツの渾身の出世作!

参加費:無料
申し込み:不要です。直接会場へお越し下さい。
主催・連絡先:ポラリスプロジェクト 日本事務所 キャンペーンチーム
       E-mail:volunteer@polarisproject.jp(@は半角に)
提供:アスミック・エースエンタテインメント/WOWOW
協賛:JICA地球ひろば
後援:人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)

Polaris Open Screen “Sex Traffic”
Date: June 27th (Saturday) 14:00-17:00
*Talk and Q&A session in Japanese from 16:30
Venue: Jica Chikyuu Hiroba Hall (JICA Global Plaza Hall) *1 minute walk from Hiroo station
Map:click here
Movie: “Sex Traffic” (English movie with Japanese subtitles)
Entrance fee: Free
Registration: We will take registration on the day of the event.
Contact: Polaris Project Japan, Campaign Team

残念ながら私は見にいけません。
行かれた方、ぜひ、ブログに感想を書いてくださいね〜!

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2009年05月27日

『BASURA』いろんな意味でスゴイ映画

2009年10月6日情報追加です!
「BASURAバスーラ」アンコール上映中 
大阪・第七藝術劇場と新潟・十日町シネマパラダイス10月9日金まで
東京都写真美術館ホールと広島・横川シネマ10月16日金まで 
 BASURA公式サイト
東京都写真美術館の「BASURA」のサイト

※なお、私(奥田)のサイトを見て下さった方は、鑑賞券が1300円に割引きになります。BASURA公式サイト に掲載のオフィスフォープロダクションの連絡先まで、住所・氏名・電話番号をお知らせください。郵便振替用紙と鑑賞券を郵送するとのことです!

※高校生以下は無料で鑑賞できます!




6月27日(土)から、東京都写真美術館ホール(恵比寿)でロードショーとなる映画『BASURA』(バスーラ)の試写に行ってきました。

basura.jpg

「バスーラ」とは、フィリピンのタガログ語で「ゴミ」を意味する言葉。
この写真に写っている子どもがいるのは、フィリピンの、おそらく、「スモーキーマウンテン」。

スモーキーマウンテンとは、スモーク(煙)の山という意味なのだけど、その由来は、この場所に集まるゴミ山が自然発火し、そこから煙があがることに起因している。

映画『BASURA』は、スモーキーマウンテンで、ゴミ拾いをして、生計を立てている(立てていた)人々を追ったドキュメンタリー映画。

四ノ宮浩(しのみや・ひろし)監督は、『BASURA』の前に、『忘れられた子供たち スカベンジャー』(1995年のマンハイム国際映画祭ベストドキュメンタリー賞受賞ほか)、『神の子たち』(2002年シネマアンビエンテ国際映画祭グランプリ受賞ほか)を発表している。

約20年前、四ノ宮監督が30代のころ、フィリピンのスモーキーマウンテンで、生きるためにゴミを拾う子どもたちに出会う。悪臭が漂い、死んだ赤ん坊や、人間の手足といった見るに堪えないものが、ゴミ山に集まってくる。それでも子どもたちは、生きるため、家族を支えるため、ゴミ拾いをする。

そんな彼らを6年間撮影して完成したのが『忘れられた子供たち スカベンジャー』である。

続く『神の子たち』の撮影が終了した2000年7月には、パヤタスゴミ捨て場で崩落事故がおこり、報道では約200人が、住民登録されていない人も含むと1000人を超える人が犠牲者となった。事故によって、生活を支えていたゴミ拾いができなくなった人々に救いの手を求められ、

「助けたいと切望する自分」と「監督としての自分」

に挟まれ、苦悩したという。

「この現実をなんとかしたい」という思いが強くなり、「アジアの貧しい子どものためのサポートプロジェクト」などを立ち上げたという。

そして、今回完成した『BASURA』。

20年間、同じ人々を追ってきたが、何一つ変わっていなことに、心が痛んだという。(スモーキーマウンテンについては、海外メディアが、貧困のシンボルとしてこぞって報道したこともあり、時の政府によって、1995年に突如閉鎖。住民は強制退去を命じられている。

四ノ宮監督は、映画の製作費の一部で、ゴミ拾いで生計をたてている貧しい人たちに、クリスマスプレゼントを配った。
味気ないビニール袋(いわゆるレジ袋)に入った食料品は、その日の食べ物にもありつけない人々にとっては、何よりもうれしいプレゼントであっただろう。

かつて、「助けたいと切望する自分」と「監督としての自分」に挟まれ、苦悩した四ノ宮監督は、監督ではなく、一人の人間として、目の前で困っている人にできることをした。その模様はすべて、映画に含まれている。

このような行動にでたことは、「映画監督としては失格」と批判されるべきことなのだろうか?

以前読んだ本に、新聞記者が災害の現場の取材中、救援活動に参加していたことに驚いた―という体験談があった。
記者は取材現場では、取材に徹するべきなのか?
記者に給料を払っている立場の人間からいえば、勤務中に仕事以外のことはしないでくれ、と言われても仕方ないことなのだろうか。

一般常識がなんであれ、
私は目の前の困っている人を尻目に、取材を続けることができないだろう。
続けることができない自分でありたいと思う、といったほうが正確かもしれない。

四ノ宮監督の「何とかしたい」という思いは、映画のスクリーンを超えて、この映画をスゴイ映画にしている。

と私は思うのだけど、そのスゴイ理由は以下の通り。


『BASURA』は、高校生以下であれば無料で鑑賞できる


5月26日から31日まで、東京都写真美術館で上映されている『忘れられた子供たち スカベンジャー』と『神の子たち』は、誰でも無料で鑑賞できる

→詳細は、『BASURA』公式ページ

さらに、

『忘れられた子供たち スカベンジャー』と『神の子たち』については、DVDの無料貸出

をしている。

DVDの無料貸出には条件があるので、詳しくは、公式ホームページから、問い合わせをしていただきたい。
中高の先生が、授業や学校の行事で上映会をするのであれば、条件をクリアしているはず。

関心のありそうな中高の先生、あるいは、高校生と交流のあるNPO、地域のサークルなどご存じでしたら、ぜひ、教えてあげてください。


ここまでする映画は、ないと思います。

世界の貧困問題について、日本の中高生に知ってもらいたい。中高生の持つ純粋さこそが、大きな問題解決の動きになるはず…


と、四ノ宮監督はいう。

自分の死について考えることがある。
そのとき思うのは、生きている間に何かしたいということ。
今、死んだとしても、このままでは納得がいかない。


とも。



こう言われて、「私はどうか」と考えてしまった。


今、私にできることは、『BASURA』を多くの人に見てもらうことだと思う。高校生以下無料&過去の2作品の鑑賞も無料、といった映画上映のありかたは、斬新だ。

初めての試みに、映画業界は、『BASURA』の成り行きを静かに見ているようだ。

6月27日からのロードショーでの人の入り具合。見た人の感想などによって、『BASURA』が、東京以外で上映されるかどうかが決まる。各地の映画館が、「東京では多くの人が見に行ったらしいよ。うちでも上映させてほしいな」と言ってくれないと、上映されないので。

ぜひ、初日の27日、そして最初の一週間は、『BASURA』を見に来る人があふれるようにしましょう!


「私は映画関係の人間じゃないし、あんまりできることないんだけど」
という人は、過去2作品の上映会を企画することもできるし、
このブログを、皆さんのブログに転載してくれるだけでも嬉しい。
(転載先ブログを、トラックバックしていただけるともっと嬉しいです。このサイトから、皆さんのサイトにリンクされます!)

私も私にできることをやりたい。
やれる内容は、小さくても大きくても、
「じっとしてられない」という気持ちは、
四ノ宮監督と同じだと思うから。きっと。多分…

東京アウトローズWEB速報版による「BASURA」の紹介記事


長文、読んでいただき、ありがとうございます!
『BASURA』の記事が多くの人に読まれている証拠になりますので、
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東京都写真美術館
こんな素敵な建物なんですよ!

img503.jpg

img502.jpg



世界中の若者たちで貧しい国々の農地解放や、日本も含めたすべての子供たちの医療費や教育費を無料にする運動をして、
世界中の子供たちが直面している悲劇から一人でも多く救ってもらいたい

監督が、映画の最後に入れたかったという言葉です。
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2009年05月25日

映画で学ぶ環境問題 明日から

フィリピンのゴミ山で暮らす子供たちを追い続けた四ノ宮浩監督の最新作『BASURA バスーラ』の公開を控え、これまでに作られた映画『忘れられた子供たち スカベンジャー』と『神の子たち』を、無料上映します〜!

え、無料!???

一瞬、目を疑ってしまいましたけど、やっぱり無料のようです。


『忘れられた子供たち スカベンジャー』 &『神の子たち』無料上映

〜上映作品〜
『忘れられた子供たち スカベンジャー』(1995年/100分)
1995 年マンハイム国際映画祭ベストドキュメンタリー賞受賞
東洋最大のスラムと称されたゴミ捨て場の街「スモーキーマウンテン」には、再生可能なゴミを拾って転売する2万人以上の「スカベンジャー」が暮らしていた。衛生状態の悪い中、大人にまじって働くたくさんの子供たち。フィリピンにうずまく問題と、そこで暮らす人間の力強さを描く。

『神の子たち』(2001年/105分)
2002 年シネマアンビエンテ国際環境映画祭グランプリ受賞
「スモーキーマウンテン」封鎖に伴い強制退去を命じられたスカベンジャーの多くは「パヤタスゴミ捨て場」へ移り住んだが、2000 年7 月に崩落事故が発生。政府はパヤタスゴミ捨て場も閉鎖する。本編はゴミ捨て場が再開されるまでの4 カ月を3つの家族を中心に追う。

日時:2009年:5月26日(火)〜31(日)※29(金)を除く
会場: 東京都写真美術館ホール
料金:無料
引用元:『BASURAバスーラ』公式サイト


6月下旬から、東京都写真美術館ホールにてロードショーとなる『BASURA』の予告です。


四ノ宮浩監督の公式チャンネル(You Tube)には、第二作『神の子たち』('01)の公開サンプルとして26分に特別編集した「ゴミ捨て場の子供たち」がアップされています。

『忘れられた子供たち スカベンジャー』と『神の子たち』を無料上映の機会に見て、続く『BASURA』を見るのがBESTなようです。

全2作品については、19時からの上映もありますので、『BASURAバスーラ』公式サイトをご確認の上、恋人や友人を御誘いのうえ、見て行っていただけると嬉しいです。

なお、『BASURA』は、タガログ語で、「ゴミ」を意味するそうです。


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2009年05月01日

SICKOはすごかった!

今さらですが、映画「SICKO」(シッコ)をみました。すごい映画でした。
米国の医療問題を他国と比較しながら、浮き彫りにしていくのですが、ここまで米国の医療が破綻しているとは、知りませんでした。

米国では手術や入院が必要なとき、自分は加入している保険会社の許可がないと、医療がうけられないようです。

子どもの体調が悪くなり、最も近い病院に連れていったら、保険会社から、「うちが指定する病院に連れていってくれ」との指示が。指定された病院は遠かった。でも、その病院でなければ、保険が適用されない… 指定された病院に到着し、診察が始まってすぐに告げられたのは、我が子の死だった…

作業で左手の薬指と、中指の先っぽを切断してしまった。病院にいくと、薬指の接合には1万2000ドル。中指の場合は、6000ドルかかると言われた。両方の指を接合するお金はない。
患者は、薬指だけの接合を選択した。

911の後、NYの世界貿易センターで、生存者の救助に携わったボランティアのなかには、それが原因で体調を崩した人が多い。NYは、こうした人たちを、ヒーローと崇めると同時に、彼らのための医療基金をつくった。しかし、実際は、本当にお金がなくて、困っている人たちにい、この基金が使われることは少ないのだという。
米国の医療制度、911後の扱いに失望した彼らが訪れたキューバで、彼らは無料で治療を受けることができた。

なんて、全てのエピソードを書いていたら、エンドレスになってしまうので、このへんで終わりにしつつ、まとめにはいると(笑)

映画が取り上げていた英国、フランス、カナダの医療制度はすばらしく、米国のように、必要な治療を受けるかどうかを、支払い能力と相談して決める必要がない。
これだけ情報が発達した今、なぜ、米国人たちは、他国で普通に行われている医療制度について、こんなにも無知なのだろうか。

一時、ヒラリーが国民の全てに医療保険を!と訴えたことがあったけど、「社会主義」というレッテルを貼られ、相当叩かれた。
考えてみれば、公立の学校、図書館、郵便制度など、国が組織しているサービスは他にもある。なのに、大金を投資したキャンペーンによって、ヒラリーの提案は陽の目を見ることはなかった。

日本では、医療は3割負担。
出産には保険が適応されない。
出産後の子育てに、国がヘルパーを派遣してくれる制度もない。
貧乏人が子どもを育てるのは至難の業なのだ。

SICKOは、米国の医療制度ってひどいよな〜と思うだけの映画ではなかった。日本に住んでいてよかった〜という気持ちにもならない映画だった。私たちの払う税金を、もっとうまく使えないものかと思った。

すぐに理想の社会はやってこない。となると、社会の枠組みを変える行動をしつつ、自分自身の体調管理を徹底することが、当面するべきことなのだろう。



突撃取材で知られるマイケル・ムーア監督が、米国の医療問題にザックリとメスを入れた衝撃のドキュメンタリー。
 国民健康保険が存在しない米国では、民間の保険に加入することがベストだと思われているが、実際は保険会社は利益重視で、いざ保険金となると、過去の病歴をあげ、手術を実験的だと判断し…と、できるだけ保険金がおりないように画策する。そして何人もの人間が命を落としていく。入院費用が支払えないからと病院を道に捨てることもある!と、驚くような米国の医療問題を悪質な医療制度の被害者の取材から、ムーアは切り込んでいく。
 政治家と保険会社の癒着、ニクソン時代に遡った医療制度の問題点などを赤裸々に映像で語り倒し、そしてフランスやイギリス、キューバなどの充実した医療制度を比較する。ムーアの視点はあまりにも一方的な危なさはあるが、見て見ぬふりをしてきた問題を掲げる勇気は立派だ。ただ医療制度を変えることができないのはなぜか、政治家と保険会社の癒着だけが問題なのか、疑問点は残る。マシンガントークのような映像とナレーション、そのわかりやすい演出に圧倒され、まるごと信じてしまいそうになるが、見ている方にも冷静さは必要かもしれない。とはいえ、わが国と比べたり、調べたり、もっと知りたいという意欲にがる、いろいろ考えさせられる映画であることは確かだ。(斎藤香)
引用元:amazon.co.jp


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2009年04月10日

映画『MILK』

『MILK』って、ミルクですが、牛乳ではありません。1970年代の米国で、マイノリティのために戦った政治家のハーヴェイ・ミルクのラストネームです。

ちょうど、アムネスティ・インターナショナル・日本のメールマガジンに、『MILK』のことが紹介されていました。

………………………………………………………………………………
マイノリティのために声を上げたハーヴィー・ミルク
………………………………………………………………………………

前号に引き続き、人権に関する映画をご紹介します。
今年、日本映画が受賞したことでも話題となった第81回アカデミ
ー賞において、映画「ミルク」は、脚本賞、主演男優賞を受賞し
ました。本作品は、1970年代、実在したハーヴィー・ミルクの物
語です。

ハーヴィー・ミルクは、自ら同性愛者であることを公表し、社会の
偏見や差別と対峙して、マイノリティの人びとのために闘った人物
です。1977年にサンフランシスコの市政執行委員に当選したミル
クは、同性愛者を差別する条例案に反対する運動を起こし、マイノ
リティを支援する政策を推進しました。その翌年彼は暗殺されます
が、自らがマイノリティであることを社会に堂々と訴え、同性愛者
や黒人、障がい者など、社会の様々なマイノリティに希望を与えよ
う、という彼の行動とメッセージは、その後の世界に大きな影響を
与えました。一方で、彼の死から30年たった現在も、日本も含め
世界各地でLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トラン
スジェンダー)の人びとへの暴力や差別が報告されています。彼の
精神を引き継ぎ、マイノリティへの差別をなくすために、私たち一
人ひとりの行動が求められています。

------------------------------------------------------------
映画「ミルク」
公式サイト: http://milk-movie.jp/main.html
4月18日(土)より全国ロードショー
監督:ガス・ヴァン・サント 主演:ショーン・ペン
配給:ピックス 128分
------------------------------------------------------------

アムネスティ日本のジェンダー・チームは映画「ミルク」の広報に
協力しています。ジェンダー・チームは、女性の権利、LGBTの権利
などに取り組むボランティアのグループです。これらのテーマにつ
いての勉強会や講演会の開催、報告書の翻訳発行などの活動を行っ
ています。
チームへの参加やお問合せは下記まで
gender@amnesty.or.jp(@を半角に)


ということで、『MILK』は4月18日から全国で上映が始まります。

米国でマイノリティの運動で活躍した人物といえば、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア (キング牧師)や、ローザ・パークスなどアフリカ系米国人の公民権運動で活躍した人物が有名ですが、ハーヴェイ・ミルクは、ゲイコミュニティのキング牧師的な存在です。
でも、知名度は、キング牧師ほどではありません。しかし、今回、ショーン・ペーン主演の『MILK』が日本でも上映されることになり、ハーヴェイ・ミルクの知名度もアップすること間違いなし!
『MILK』は、見た者に、希望を与えてくれることでしょう!



私は大きな会場で上映された試写会で一足先に『MILK』を見たのですが、上映終了後、会場から拍手がわき上がりました。
これまでも一般の人を招待した大きな会場での試写には行ったことがありますが、拍手が沸いた映画はありませんでした。一瞬、びっくりしましたが、私も拍手に加わりました! なぜって、ハーヴェイ・ミルクの生き方が素晴らしいから! そして、ミルクが後に続く社会に残した功績の大きさに感謝の気持ちを込めて。


『ミルク』は、すがすがしい映画です。70年代のカリフォルニア州では、ゲイが教職に就くことを禁止する「提案6号」という政策が、住民投票にゆだねられていました。「Yes on 6」(提案6号に賛成)と、「No on 6」(提案6号に反対)派に分かれて、運動が展開されました。

この条例が通過すれば、ゲイは仕事を失うことになりまする。
SF市の議員だったミルクは、反対運動の先頭に立ちました。
注目を浴びるミルクに対して、「お前を殺す」という脅迫状が届きます。それでも、ミルクは脅しに負けることなく、ステージに上がり、ゲイだけでなく、あらゆるマイノリティの虐げられている権利を主張するのです。

当時教師で、ミルクとともに反対運動に加わったトム・アミアノ(彼もゲイ)は、『MILK』に、70年代の本人役で登場しています。
アミアノはその後、SF教育委員会の議長、市制議員を経て、現在はカリフォルニア州議会議員として政治の舞台にゲイということを公にして進出していったのです。


そんなアミアノが教師だったころの映像が、84年の作品『ハーヴェイ・ミルク』に登場します。
『MILK』はハーヴェイ・ミルクを主人公にしたノンフィクションドラマですが、『ハーヴェイ・ミルク』は本人に迫ったドキュメンタリーです。当時の新聞や、TVニュースの映像、本人へのインタビュー、ミルクを知る人々のコメントなどで構成されています。
その一人に、アミアノが登場するのです。



ミルクの背中を見ていたアミアノはきっと、ミルクからゲイとして生きる希望を感じたのでしょう。アミアノの影にミルクあり、と私は考えています。

ドキュメンタリー『ハーヴェイ・ミルク』は、渋谷のアップリンクで、4月18日から毎晩レイトショーで上映されます。貴重な上映の機会ですので、お見逃しなく!

『ハーヴェイ・ミルク』 4/18(土)より連日20:50からレイトショー

アップリンクはカフェも経営しているので、映画の前にシアター一階にあるカフェ「タベラ」で夕食を食べてもいいかもしれません。

『MILK』と『ハーヴェイ・ミルク』を見たレビューを、アップリンクが運営するwebdiceというサイトに書いてます。よかったら、こちらも読んでください! 
●web dice 奥田みのりのホームより、
両方見てほしい 『ミルク』と『ハーヴェイ・ミルク』




さて、『MILK』でも『ハーヴェイ・ミルク』でも取り上げられる、提案6号ですが、見事に否決されます。(No on 6の勝利)
ゲイだからといって教職を奪われることがなくなりました。

そして私がサンフランシスコ州立大に通っていた90年代、ゲイの教授の授業を受講しました。その時は、70年代に、提案6号のような議論があったことは全く知らなかったのですが、それでも、ミルクの名前は知っていました。

その教授は最初の授業でこう言いました。

「僕の授業へようこそ。最初に言っておきます。僕はゲイです。僕の授業が嫌だったら、遠慮せず、今すぐ席を立ってもいいですし、次回から来なくてもいいです。」と。
新学期が始まってから2週間ほどは、学生はいくつものクラスに顔をだしながら、どの授業を受講するか比較するんです。なので、その先生は、自分が何者であるかを正直に話したのでしょう。

その教授の2回目の授業には、前回と同じ顔ぶれが揃いました。


こんな時代を私が過ごせたのは、ミルクがSFの議員になり、ゲイやマイノリティの人権を主張してくれたからなのでしょう。もちろん、これはミルク一人が成し遂げたことではなく、同じ思いを持った人たちとの共同の成果なのですが。


私の大好きな言葉に、ガンジーの
Be the change you want to see in the world.
(まずは自分自身が、世の中に起きてほしい変革となれ)
があります。

ミルクはまさしく、これを実行したのです。


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追伸:Harvey Milkの日本語表記については、ハーヴェイ・ミルクと、ハーヴィ・ミルクがあるようです。


こんな記事も書きました。

同性結婚 引き続き合法に=米国マサチューセッツ州

●2008/10/1発売の雑誌「ビッグイシュー日本版 104号」に、世界各国の同性愛

こんな記事も書きました。



●MILK 〜写真で見るハーヴィー・ミルクの生涯〜
http://www.ac-books.com/fs/book/movie/milk



posted by みの at 01:38 | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

ふたたび武田鉄矢 映画『降りてゆく生き方』

数日前に、武田鉄矢さんの好きな言葉「ネクスト・ワン」について書きましたら、今度は、武田鉄矢さん主演の映画の情報が入ってきました。

映画タイトルは『降りてゆく生き方』です。

あれ、登っていく生き方じゃなくて? って思いますよね。
右肩上がりの成長がよしとされた時代の在り方に、ちょっと待って〜。と、立ち止まって考える時間を与えてくれるような映画のようです。

なんだか、武田鉄矢さんが、ブレイクしそうな予感が!
(すみません、すでに超有名ですね)

映画もジワリジワリと、広がっていきそうな予感がします。


【転載・転送歓迎】
    ┏┿━━・・・
    ╂┘ 映 画 『 降りてゆく生き方 』 ・
    ┃(主演:武田鉄矢、監督:倉貫健二郎)・
    ・ 関東先行 上映!@ 千葉県市川市 ┃
    ・ 4月18日(土) ┌╂
                 ・・・━━┿┛

第二次大戦後、私たちは、ひたすらに右肩上がりの経済成長と物質的豊かさ、そして個人的自由を求め続けてきました。そしてその努力は結実し、私たちはかつてないほど、豊かで便利で自由な社会を実現しました。私たちはみな、しあわせになるはずでした。

しかし、そこにあったのは、幸福に満ち溢れた世界ではなく、暗雲が立ち込めるが如く不安に満ちた社会でした。
世界的な金融恐慌、かつてあり得なかった凶悪犯罪や少年犯罪の増加、数々の偽装問題、年間3万人を超える自殺、派遣切り、うつ病の激増、格差社会・・・
現代の日本人の抱える不安は数知れません。いったい、私たちは、これからどのように生きていったらよいのだろうか?どうやったら不安から脱し、明るい未来への希望を取り戻せるのだろうか?

そんな現代人の根源的な疑問や不安を問うべく産み出されたのが映画『降りてゆく生き方』。まちづくりと「自然/共生/希望」をテーマに、新潟を舞台にして「共同脚本方式」「地域参加型」でつくられた、新しい映画です。
当日は、俳優の渡辺裕之さん、苅谷俊介さん、日本熊森協会会長の森山まり子さんなど多彩なゲストによる「特別舞台挨拶」も実施されます。
皆様のご来場を、お待ちしております!
⇒作品概要… http://www.nippon-p.org/mov-intro.html

・・・・・・‥‥‥‥‥‥‥…………………
■ 上映日時:2009年 4月18日(土) 2回上映
* 午前の部 10:00開場、10:30開演
* 午後の部 13:30開場、14:00開演

■ 上映場所:千葉県 「市川市市民会館」
http://www.tekona.net/shiminkaikan/access.html
 ・千葉県市川市八幡4-2-1
 ・JR線:総武線本八幡駅北口より徒歩7分
 ・私鉄:京成線八幡駅より徒歩4分
 ・地下鉄:都営新宿線本八幡駅より徒歩6分

●主催:「日本熊森協会」千葉県支部 http://homepage2.nifty.com/kumamori/
○後援:社会福祉法人市川市社会福祉協議会/市川市商工会議所/ariga10.com

◎ 特別イベント:出演俳優等舞台挨拶
【参加予定】
・渡辺裕之さん(俳優)
・苅谷俊介(俳優)
・森山まり子さん(日本熊森協会会長)など、その他

●鑑賞チケット:価格 1500円
※上映時間毎に、別チケット(2種類)となります。
※指定時間帯以外の鑑賞はできませんので、ご注意ください。
※チケット購入の際には、上映時間帯をご指定いただいてのご購入となります。
※チケットの値段は、大人、小人、シルバー等全て同一価格とさせていただきます。

●鑑賞チケット購入申込み方法&受け渡し方法:
「電子メール」、または「ファックス」での購入となります。
※メール、またはファックスでお申し込み後、指定口座へ代金総額を払込ください。
※ご入金が確認できしだい、チケットをご郵送いたします。

●鑑賞チケット購入申込み先:
・「電子メール」でお申し込みの方はコチラをクリックしてください
http://www.nippon-p.org/mov-c-418-mail.html
・「ファックス」でお申し込みの方はコチラをクリックしてください
http://www.nippon-p.org/mov-c-418-fax.html
・「チケット申込書類(PDF)」はコチラからダウンロードできます
http://www.nippon-p.org/mov-c-418-fax.html

●鑑賞チケット代金の払込先:
 口座番号:00210-7-108275(郵便局)
 口座名義:日本熊森協会千葉支部
ご注意:お支払いは「郵便払込」となります。
※払込手数料はお客様負担となります。

◎上映およびチケットに関するお問合せ:
080-3695−0679(日本熊森協会千葉支部)
※電話でのチケットお申し込みはできませんので、ご了承願います。
※夜間および深夜のご連絡はご遠慮ください。
…………………‥‥‥‥‥‥‥・・・・・・






映画公式ページ
http://www.nippon-p.org/index.html


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2009年03月08日

映画「遭難フリーター」

生きることに遭難した彼の出口は、何処にあるのか?
岩淵弘樹・23歳。平日は製造派遣大手の日研総業からキヤノンの工場に派遣され、時給1250円での単純労働、週末は憧れの東京でフルキャストの日雇い派遣。不安定な労働環境から抜け出せない彼は、フリーターの権利を求めるデモに参加し、マスメディアの取材を受ける。しかし、テレビ画面に映し出されたのは、ただただ“不幸で貧しい若者”でしかなかった―。
大手レコード会社に就職した友人に自己責任論調の説教を受け、居酒屋でおっちゃんに「あなたは奴隷なんだよ!」と罵られる。「俺は誰に負けた?俺は誰の奴隷だ?」岩淵は、拾った自転車で夜の東京を疾走する。 
公式ページより引用



3月28日 ユーロスペースでロードショー

予告は 公式ページから。どうぞ。音でます。
http://www.sounan.info/

公式ぺ―ジではないページ
http://www.geocities.jp/sounan_freeter/top.html


これから見る人のための基礎知識
監督であり主演の岩淵さんは、大学で映像コースに所属していたのだけど、あまり友人がいなくて、一緒に映画をとる仲間には恵まれていなかったそうです。そこで、自分で自分を撮影することを始めたというわけ。
就職先から内定をもらっていたが、単位不足で留年。内定取り消しに。
その後就職できず、キャノンの派遣社員になったそうです。
日々の葛藤を、雨宮処凛さんらにメールしているうちに、メールの内容がおもしろいから、映画にしたら?ってことになり、映像を撮り始めたというわけ。

映画では、キャノンで働く岩淵さんを、NHKのディレクターが取材。番組は放映されました。ただし、NHKが、キャノンと派遣会社である日研創業へ取材許可を入れるというので、岩淵さんは「それは勘弁」と阻止し、岩淵さんの顔をぼやかして、オンエアーされています。


感想
関東で生活する岩淵さんの実家は仙台。両親も健在。帰ろうと思えば、帰る場所があるフリーター。
しかし刺激が足りない!という理由で、東京に惹かれている。
この映画の編集作業は仙台の実家で行っい、そのために、キャノンの仕事は辞めたそうです。 そして見事映画が完成。

現在は、WEB制作の会社で働く派遣社員。 (2009年1月現在)

「映画を見てもらうことの気持ちよさを初めて知った」と岩淵さん。賛否はどうであれ、すごく気持ちがよかったと。
確かに、NHKで取材されたときの描かれ方は、ディレクターの求めている「派遣社員」像に、演出されていたし。 そのあたりのことを映画では、NHKのディレクターにぶつけている。NHKのディレクター顔だしで、「遭難フリーター」に出演してます。すご〜い。

映画を見た団塊の世代からは、怒られたそうです。
その理由は、なぜ(会社と)戦わないのか!だそうです。

日本の大学生からは、「岩淵さんのようにならないようにします」と、微妙なコメントが。
映画では、岩淵さんの大学の同級生で、正社員としてバリバリ働いている人にも取材。
戦略的に就職活動をした友人は、そこまでやっていたのか〜!と、驚くと思います。(少なくとも私は驚きました)(苦笑)

渋谷でのデモにも参加した岩淵さん。
デモをやったって何も変わらないよね、という批判もあるけど、岩淵さんが紹介した、ある高齢の女性の発言は重いです。

「デモをやる目的は、何かが変わる、変わらないだけじゃない。
自分たちの主張を表現することが重要なのです」


岩淵さん、映画上映後のトークでも、すごく腰が低かったです。
きっと、映画を見た人から、嫌なこと、たくさん言われたんじゃないかなと同情しました。エールをおくる人もたくさんいると思いますけど。

私は彼はすごいと思います。
個人の問題を、映画にし、書籍にし、「社会化」してるわけだから。

個人の抱えた問題は、公に共有されなければ、彼の周りの数人にしか共有されない。
その問題が社会性をおびていても、共有されなければ、記録にも残らない。(少なくとも、搾取される側の視点での記録は)
映画という代替な方法を選択し、赤裸々に自分の生活を描くことで、彼の問題は社会化(共有化)されるわけです。

帰る場所があるフリーターである彼のことを批判する人がいるけれど、親元離れて自立することの難しさ。それを可能にしてくれる労働環境の少ない現状こそが、問題視されるべきだと思います。

映画は賛否両論、いろいろな意見が飛び交っていますが、そうした議論のたたき台として、立派に「遭難フリーター」はなっていると思いました。


試写会でのトークから

23歳の男性の生活を淡々とカメラに収めた作品。
自分で自分を撮影しまくり。
なのに、「全然エロいシーンがないのはなぜ?」
と、見た人から言われたそうです。

岩淵監督の答えは
「エロい部分は、全部、書籍版「遭難フリーター」に詰め込んでますんで、 こちらを読んでもらえると嬉しいです!」 とのこと。

本の内容は、携帯で映画アドバイザーの雨宮処凛さんや、プロデューサーの土屋豊さんにメールしていた日常の出来事や、ブログに書いていたことが掲載されているそうです。

ご本人は今年1年は、映画の上映が各地で行われるなど、映画関連で大忙しになるそうで。 それはそれでいいのだけど、今後も映画を続けるかわからないそうです。

取材でよく聞かれるのは「次はどんな作品を撮りますか」だとか。
そこまで映画界でやってくぞ!という決断はしていないそうです。

(某ニュース番組によると、テレビの制作会社でADとして働くことが決まったそうです)


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posted by みの at 15:49 | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月25日

映画「シリアの花嫁」

岩波ホールで公開中の映画「シリアの花嫁」は、結婚して国境を越えたら、もう2度と故郷へは戻れないシリアの花嫁を描いた作品。

ゴラン高原北部のマジュダルシャムスはシリア領。
しかし1976年に勃発した第3次中東戦争でイスラエルに占領された。
停戦ラインが引かれ、多くの住人たちは無国籍者となり、新たに引かれた境界線の向こう側にいる肉親との行き来は不可能になった。

「もう二度と帰れない。それでも私はこの境界を越える。」

は、シリア側に嫁いでいく花嫁の言葉だ。





私は映画をまだ見ていない。
見ていないが、舞台となるゴラン高原という地名に反応して、このブログを書いている。

ゴラン高原は、高原というだけあって、高台であり、川の上流でもある。

水資源に乏しい中東地域において、水の確保は非常に重要だ。

かつてイスラエルは、十分な水資源を持っていなかったが、近隣諸国の川流域を制圧することで、水資源を確保してきた。

ゴラン高原はその一つである。

ゴラン高原の占領によって、ヨルダン川の上流を抑えた。また、ヨルダン川西岸区域とガザ区域を占領した。

人が生きていくためには水が必要だ。
水資源を十分に確保したイスラエルは、パレスチナ人が水にアクセスするのを厳しく制限したという。



よく、中東問題は、石油利権や宗教、民族の対立で語られるが、水資源をめぐる争いの及ぼす影響は大きいということを、書籍「地球環境『危機』報告」(石弘之)で知った。


石先生に先日取材させていただき、地球環境「危機」報告 について執筆の動機、最も伝えたいことなどをお聞きした。

記事は「オルタナ」13号(4月初め書店に並びます)に掲載されます。



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シリアの花嫁
posted by みの at 15:56| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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