2017年12月05日

増刷『若槻菊枝 女の一生』

『若槻菊枝 女の一生』が増刷されることになりました。



posted by みの at 11:21| 水俣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

新宿のバー「ノアノア」から (東京新聞に掲載されました)

水俣病患者 支えた半生
新宿のバー「ノアノア」から
故・若槻菊枝さんの伝記出版


という見出しで、東京新聞(2017年11月7日)に、私の本の記事が載りました。

20171107東京新聞.jpg

若槻菊枝さんの写真と、もう一枚は、出版記念の集いのときの写真です。
場所はノアノア。

ネットの記事は、最後のほうに、もう一文ありまして、

ホームは一四年に完成した。そこで暮らす渡辺栄一さん(65)は、出版記念の集いに上京し「若槻さんは素直で優しい人。今の家は住み心地が良くてうれしい」としのんだ。


と書かれています。

ここにでてくる渡辺栄一さんが、写真の左から3番目の方です。
水俣から上京されて、出版記念の集いに参加してくださりました。
栄一さんは、記事にでてくるグループホームで生活をされていいます。
栄一さんのことは、私の本にも書いています。
熊本水俣病第一次訴訟原告団長の渡辺栄蔵さんのお孫さんでもあります。

そして、写真の右端は、加藤たけ子さん。
栄一さんたちが暮らすケアホームを運営する福祉施設の代表をされている方です。
加藤さんも私の本に登場する方です。
写真には写っていませんが、水俣からは他にも、永本賢二さん、松永幸一郎さんが、加藤さんと一緒に、出版記念の集いに来てくださりました。

そして、写真にうつっている「苦海浄土基金」の木の箱。
これは、70年代、菊枝さんがお店で患者支援のカンパを集める際に使っていたものです。
現在は、お店に置かれていませんので、この写真は非常に貴重です!
新宿ノアノアと苦海浄土基金が一緒に写っている写真――。
菊枝さんの呼びかけてで集まったカンパが、杉本栄子さんや、川本輝夫さんたちを支えていたことを、私の本に書いています。

ぜひ、『若槻菊枝 女の一生』読んでください。

リツイートも嬉しいです。








posted by みの at 18:40| 水俣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

日経新聞で紹介いただきました!

「水俣病 の悲惨さと、補償交渉などの厳しさを一人の女性の生き方を通して垣間見ることができる」と
日経新聞(九州・山口・沖縄版)でご紹介いただきました!

20171028日経新聞この一冊.jpg

ツイッターでもつぶやいています。
リツイートしていただけると嬉しいです!



posted by みの at 13:38| 水俣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月26日

本の注文承ります『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』

私の本について、
「本屋にないのだけど、どこで買えるの?」
と聞かれることもあり、

アマゾンや、熊日出版での注文や、書店での取り寄せをご紹介してきましたが、著者から購入することもできます。


『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』の注文承ります。

著者から購入する場合は、以下の手順でご注文ください。

先払いになります
以下の口座に本の代金(1冊あたり 1620円・税込)をお振込みください。
送料はいただいておりません。こちらで負担いたします。国内発送のみご注文承ります。

お振込みの際、振込取扱票の
【通信欄】に 注文冊数
【ご依頼人】のところに、おところ、おなまえをご記入ください。

1冊ご注文の場合の記入例です(クリックで拡大します)
払込取扱票.jpg


【ゆうちょ銀行からお振込の場合】
金融機関 ゆうちょ銀行
口座番号 00190−8−487351
口座名  おくだみのり

【ゆうちょ銀行以外からお振込の場合】
金融機関:ゆうちょ銀行
店名:  〇一九 店(ゼロイチキユウ店)
店番:  019
預金種別:当座
口座番号:0487351
口座名 : おくだみのり

ご入金の確認ができ、注文冊数、本の送り先等に不備がない場合は、すぐに発送準備を開始します。






最寄りの書店に私の本がない場合、取り寄せも出来ると思います。
取り寄せまでの日数は、書店によります。
私の本を書店取り寄せをした方のなかには、1週間くらい待った人もいれば、2週間以上待ったという人もいました。

図書館に『若槻菊枝 女の一生』がある可能性もあります。
新潟市立図書館では、17人待ちという情報をお聞きしました。

図書館にこの本が入っていなくて、リクエストした場合、私が別の本を図書館にリクエストした経験からですと、だいたい2〜4週間は待ちます。

急ぐ本でないときは、良いかもしれませんね!

読書の秋ですので、『若槻菊枝 女の一生』を読んでいただけたら嬉しいです!


若槻菊枝 女の一生  新潟、新宿ノアノアから水俣へ -
若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ -







posted by みの at 15:46| 水俣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

熊本日日新聞に紹介記事 『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』

熊本日日新聞に自著の紹介記事が掲載されました。

20170920熊本日日新聞.jpg
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2017年09月24日

毎日新聞に掲載:奥田みのりさん「若槻菊枝 女の一生〜新潟、新宿ノアノアから水俣へ」熱い70年代、浮き彫りに






記事は、オンラインでお読みいただけます。
https://mainichi.jp/articles/20170917/ddp/014/040/008000c

アマゾンでも販売中です!
若槻菊枝 女の一生  新潟、新宿ノアノアから水俣へ -
若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ -



posted by みの at 11:48| 水俣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月16日

読者プレゼント『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』( 著者:奥田みのり)

ビッグイシュー読者プレゼント
『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』( 著者:奥田みのり)を3名様にプレゼント!
応募締め切りは10月15日まで。




詳しくは、ビッグイシュー319号(9月15日発売号)をお求めになり、応募なさってください。

ビッグイシューについて↓




プレゼント応募ではなく、私(著者)から本をご購入希望の方は、コチラまで。
http://yummyseaweed.seesaa.net/article/453632481.html

アマゾンや熊日出版、書店お取り寄せでも購入できます。

その他、ブックファースト新宿(西口)、紀伊國屋本店(東口)、紀伊國屋西武渋谷店、紀伊國屋新潟店、などで販売中!

紀伊國屋書店の場合、https://www.kinokuniya.co.jp/  から在庫確認ができます。

どうぞよろしくお願いします。
posted by みの at 00:00| 水俣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

新潟日報に自著が紹介されました。

新潟日報に自著が紹介されました。

若槻菊枝さん伝記に/熊本日日新聞社が出版
という見出しで、本の表紙がカラーで載ったことが嬉しいです!

20170906新潟日報 (web).jpg

私の本の記事は、
映画『阿賀に生きる』完成25年と、佐藤真監督没10年の集いを紹介する記事と隣り合わせで、

『水俣』への情熱を忘れない

という見出しを囲むように配置されています。

20170906新潟日報(縮小).jpg

新潟は若槻菊枝さんの生まれ育った故郷ですので、新潟の方に『若槻菊枝 女の一生』を読んでいただけると嬉しいです。

本のタイトルにも、「新潟」が入っています。

若槻菊枝 女の一生
新潟、新宿ノアノアから水俣へ



『若槻菊枝 女の一生』 アマゾンでも販売しています!
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2017年08月30日

自著の表紙『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』

自著『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』について。

表紙、見ていただけましたか?

私はこの表紙が大変気に入っています。

いろいろな案があったのですが、この表紙にしてよかったです。

本の発売前、私の本の担当者の方が、このようなツイートをされていました。




色校正の真っ最中!
赤い色といっても、微妙に色の違う何種類かを見比べました。
タイトルの文字の色も、いろいろ試してたり。

実際に自分の本が届いて、本を手にして、表紙の出来栄えにほれぼれしてしまいました。

本を読み終えた後も、表紙が見えるように飾っておきたくなります。

皆さんにも見ていただきたいです。




若槻菊枝 女の一生  新潟、新宿ノアノアから水俣へ -
若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ -
posted by みの at 14:29| 水俣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

『若槻菊枝 女の一生』紹介記事

私の本『若槻菊枝 女の一生』が、熊本日日新聞(2017年8月5日)で紹介されました。

2017.8.5 熊日 夕刊「熊日出版情報」.jpg
※クリックで大きくなります!

ご注文は、熊日販売センター、熊日支社・総支局または熊日出版
とあります。
これに加えて、
アマゾン
最寄りの書店で取り寄せ

でもご注文できます!

若槻菊枝 女の一生  新潟、新宿ノアノアから水俣へ -
若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ -

続きを読む
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2017年08月25日

自著の発売日のツイート

8月3日に私の書いた本が発売になりました。
こんな経験は二度とないかもしれないと思い、以下のようなつぶやきをしました。

本を出版したことで、初めての体験をいろいろとしています。
何冊も本を出されている方にとっては何でもないことでも、
私にとっては知らなかったことばかりで、いろいろと勉強になります。

著者が本の営業も行っていますので、

アマゾンで購入できます。
最寄りの書店でお取り寄せ注文できます。

といったつぶやきが多くなると思いますが、ご容赦くださいませ。

どうぞよろしくお願いします。



posted by みの at 15:45| 水俣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月29日

著書『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』が発売されます

若槻菊枝 女の一生.jpg

著書『若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ』が、8月3日に発売されます。
新潟・新宿ノアノアから水俣へ
−「苦海浄土基金」から広がった患者支援の輪−

 貧しい新潟の農家に生まれ、新宿のバー「ノアノア」という店とお客に育てられながら、誰からも親しまれた菊枝ママ。
あるとき水俣病事件と出合い、水俣病患者とその家族を支援し始める。ノアノアに設置されたカンパ箱には多くの支援者たちの善意と希望が集まった。
本書は、若槻菊枝の新潟での生い立ちから晩年までの波乱万丈な人生を、彼女に惚れ込んだ著者が5年にわたる取材を行ない丁寧に描いている。



Amazonで販売しています。
若槻菊枝 女の一生 新潟、新宿ノアノアから水俣へ

著者 奥田みのり
定価 定価 1620円(本体1500円+税)
仕様 判型:A5判
   頁数:328ページ
   製本:並製本
発行 熊本日日新聞
発売 熊日出版 (TEL096-361-3274)
熊本県内の書店、熊日出版およびAmazonで販売
熊日出版HP  https://www.kumanichi-sv.co.jp/books/





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2017年07月15日

判決 水俣病・食品衛生法に基づく調査義務付け「津田訴訟」




このツイートに書いたとおり、津田訴訟の経過を、上記サイトにまとめました。

こちらのブログには、判決日の報告ツイートだけを抜き出しました。

まず控訴審(東京高裁)での裁判経過は以下の通りです。





































津田訴訟は、

食衛法基づき、水俣病食中毒調査を行うこと。
1956年の公式発見以来、一度も食衛法に基づく調査が実施されていない違法を確認すること。
を求めた裁判でした。

東京地裁は、これらの訴えを却下(2016/12/7)
東京高裁も、これらの訴えを却下(2017/7/12)

しました。

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2016年04月17日

大津幸四郎さん

20150322大津幸四郎さんお別れ会1.JPG

大津幸四郎さんを偲ぶ会(2015年3月22日)に参加してから、一年以上が経ってしまいました。

偲ぶ会のこと、自分なりにまとめてブログにアップしようと思いつつ、今日まで来てしまいました。
中途半端な記録ですが、残しておきたいと思います。

『三池 終わらない炭坑の物語』の熊谷博子監督の話のなかに、強烈なエピソードがありました。

30年ほど大津さんと付き合いのある熊谷さんが、たった一度だけ、大津さんの怒る姿を見たという話しでした。
広島に原爆関係の撮影で行ったときのこと、一緒に飲んでいた某テレビ局のカメラマンが、自分はテレビ局にいるから、撮りたいものが撮れないとこぼすと、大津さんは、「バカヤロー!、人のせいにするんじゃない」と怒りをあらわにし、店にいたお客は、大津さんの怒りの発言に凍り付いたといいます。

いつも物静かで寡黙な大津さんが、なぜ?
その理由を熊谷さんは、貧しいながらも、ギリギリの状況のなかで撮影をしてきた大津さんにとって、人のせいで撮りたいものが撮れないというカメラマンの言葉には黙っていられなかったのでは、と述べられていました。

裏をかえせば、どんなに貧しくても、撮りたいものを撮るための努力を大津さんはされていたのでしょう。

常日頃、「貧すれば鈍する」という言葉が頭をよぎり、これに抗う気持ちを持ち続けようともがいている私にとって、大津さんのこのエピソードは、まるで海でおぼれそうになっている私が、必死ですがりついている救命具のような存在です。

20150322大津幸四郎さんお別れ会2.JPG


私が大津さんにお会いしたのは、一度だけ。2014年3月に行われた江古田映画祭でした。
その日、私は大津さんの『撮影術 映画キャメラマン大津幸四郎の全仕事』という本にサインをいただきました。
本の表紙をめくったところに、大津さんが書いた言葉は、
三里塚に生きる、生き抜くってなんだろう。


でした。





偲ぶ会に来られていた方から、『定年時代』という新聞に掲載された大津さんの記事を教えていただきました。
その記事で、大津さんは、

「被写体の姿や生活をさらけ出す」というカメラの暴力性を指摘した上で、「相手の秘密を丸裸にしてはいけない。特に自分の中に『盗んで撮っている』というやましい気持ちが出てくる時は危険」と自戒する。


60年代に撮影した三里塚での空港建設反対闘争を再びフィルムに収めることにした動機については、
「権力と闘ってきた人々の今を知りたい。闘争で負った傷は何か。生きるということはどういうことか。こじ開けようとはせず、なるがままになればいいという撮り方にした」


と、攻めるのではなく、流れの中に身を置きながら、「待つ」姿勢で臨んだことを明かしていらっしゃいます。
この記事が掲載されたのが、『定年時代』2015年11月下旬号。
大津さんが亡くなられたのは11月28日。訃報は29日に各紙に掲載されたようです。
映画『三里塚に生きる』は11月22日から公開でした。

ちなみに、大津さんが江古田映画祭で語られた「撮影術」は、

体と心で相手にぶつかっていかないと、撮影できない。これが撮影の基本。
自分が裸になってこそ、相手のことが理解できる。そして、撮影ができる。
「撮影術」などない――。

でした。




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2016年02月14日

岩波日本発見シリーズ





















書籍『戦後復興から高度成長へ 民主教育・東京オリンピック・原子力発電 記録映画アーカイブ』


東京大学出版会のサイトから転載しています↓
未公開作品のところ、赤字にしました。

記録映画アーカイブ2
戦後復興から高度成長へ 民主教育・東京オリンピック・原子力発電
丹羽 美之 編, 吉見 俊哉 編
ISBN978-4-13-003251-3, 発売日:2014年07月下旬, 判型:A5, 320頁

内容紹介

戦後日本の時代背景を記録映画から明らかにするシリーズ,第2弾。戦後復興から高度経済成長にいたる日本の歩みにともなって構築される都市インフラ・原発,変化する地域の産業や風景などを記録映画からたどり,そこに写された日本社会の動態とその実相を浮かび上がらせる.オリンピック前の東京再開発を記録した『空にのびる街』や,幻の作品と言われる土本典昭『日本発見 東京都』など,記録映画10本をDVDに収録.

主要目次

序 章 記録映画を生き直す(丹羽美之)
第1部 社会科映画と戦後民主化
第1章 『はえのいない町』をつくった頃(藤瀬季彦)
第2章 二人の教育者と「常総コレクション」(村山英世)
第3章 見えるものから見えないものへ――『社会科教材映画大系』と『はえのいない町』(一九五〇年)の映像論(中村秀之)

第2部 高度経済成長と地理テレビ
第4章 テレビ番組『日本発見』シリーズの誕生と挫折(吉原順平)
第5章 『日本発見』シリーズの『東京都』と『群馬県』――公開版と未公開版の比較(筒井武文)
第6章 岩波写真文庫から地理テレビへ――そして,それを超えるものへ(若林幹夫)

第3部 空に,地下にのびる都市
第7章 高度経済成長と記録映画――撮影の現場から(西村健治)
第8章 オリンピック前夜の東京改造(伊藤 滋)
第9章 東京タワーとは何か――「戦後日本」,および都市の象徴として(鳥羽耕史)

第4部 原子力発電とPR映画
第10章 『いま原子力発電は…』ができるまで(羽田澄子)
第11章 核物理学者として生きた原子力時代――記録映画と共に振り返る(藤本陽一)
第12章 被爆の悪夢からの転換――原子力広報言説の戦後史(吉見俊哉)


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2015年12月26日

水俣病食中毒義務付け津田訴訟 第一回口頭弁論 #minamata

水俣病食中毒義務付け津田訴訟 第一回口頭弁論が
2015年12月16日(水)、東京地裁522号法廷で行われました。
傍聴に行ってきました。
以下、簡単な報告です。

20151216津田訴訟.JPG



水俣病食中毒調査義務付け津田訴訟  
原告:津田敏秀 岡山大学大学院 生命環境学・環境疫学
被告:国、熊本県、鹿児島県
裁判で求めていること:
  食品衛生法に基づき、1956年から現在までの水俣病食中毒調査を行うこと。
(注:政府が水俣病の存在を「公式」に確認した年が1956年)



























「津田訴訟」次回の法廷は、
2016年3月9日 13:30 です。



同じ日、東京高裁では、別の水俣病の裁判が行われていました。
新潟水俣病三次訴訟の控訴審です。
こちらも傍聴してきました。




新潟水俣病三次訴訟 控訴審、次回の法廷は
2016年2月22日 14:00 となりました。

20151014新潟水俣病東京高裁monos.jpg
(裁判所に向かう新潟水俣病三次訴訟弁護団と支援者たち 2015年10月14日撮影)



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2015年12月09日

「公害・薬害・職業病 制度比較レポート第3集」CD版のご案内 #minamata

(いただいたお知らせをそのまま転載します)

制度比較レポート.JPG

「公害・薬害・職業病 制度比較レポート第3集」CD版のご案内
および第1集・第2集冊子のご案内

                 公害薬害職業病補償研究会

1.比較レポート第3集CD版の案内

2015年11月29日に開催した「公害薬害職業病 被害者補償・救済の改善を求めて 第3回シンポジウム ― 戦後70年 被害者補償・救済の現在」(明治大学・駿河台キャンパス)の会場で配布された資料CDを実費1000円(送料共)で希望者にお頒けします.

ご希望の方は,ゆうちょ銀行(郵便局)の郵便振替用紙に下記の加入者名・口座番号および備考欄に必要事項を記入し,CD 1枚につき1000円を振り込んでください.送金手数料はご負担ください.

郵便振替口座  加入者名 東京・水俣病を告発する会
口座番号 00110−6−95892
備考欄には,「制度比較レポート第3集CD申込」と明記のうえで
送付先の郵便番号・住所・氏名・電話番号・氏名・CDの希望枚数を
記入してください.

資料CDの概要は次の通りです:

題名等:『公害・薬害・職業病/被害者補償・救済の改善を求めて 
制度比較レポート第3集(CD版)』
(下田守編集,公害薬害職業病補償研究会発行,2015年11月29日)

主な内容
(括弧内は作成者名,各事例の次行以下は各報告末尾の主な資料):
イタイイタイ病 (水谷敏彦)
 認定基準,イタイイタイ病の賠償に関する誓約書,医療補償協定,
 神通川流域カドミウム問題の全面解決に関する合意書
新潟水俣病 (萩野直路)
 新潟水俣病補償協定書(第1次訴訟,第2次訴訟),
 新潟県水俣病総合対策医療事業実施要綱
スモン (片平洌彦)
 スモン和解確認書(抄),スモン総合対策,スモン手帳(抄)
水俣病・追記2 (久保田好生・谷洋一・野澤淳史)
 水俣病の認定に関する環境省の新通知,
 胎児性・小児性水俣病患者に係る地域生活支援事業補助金交付要項
サリドマイド事件・追記2 (川俣修壽)
カネミ油症・追記2 (下田守)
 カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律,
 同法に関する基本的な指針
大気汚染 ・追記2 (尾崎寛直)
アスベスト・追記2 (古谷杉郎)
原爆症(改訂版) (内藤雅義)
 認定基準(内規),原爆症認定に関する審査の方針,
 新しい審査の方針
森永ひ素ミルク中毒事件(改訂版) (塩田隆・平松正夫)
 森永ミルク中毒被害者の恒久的救済に関する対策案,三者会談確認書,
 40歳以降の被害者救済事業のあり方
医薬品副作用被害・追記 (栗原敦)

2.比較レポート第1集,第2集の冊子の案内

第1回,第2回のシンポジウムで配布した冊子は,次の方法で入手することができま


1) 第1集(公害薬害職業病補償研究会編『公害・薬害・職業病/被害者補償・
 救済の改善を求めて ― 制度比較レポート集[水俣病・サリドマイド・カネミ油
症・大気汚染・アスベスト]』,東京経済大学学術研究センター,2009. 5.)

  冊子は残部僅少ですが,日本環境会議のホームページの中の次のサイトから
 (修正を加えた)改訂pdf版を入手できます.
 http://www.einap.org/jec/committee/hoshoken/sympo151129.html

2) 第2集(公害薬害職業病補償研究会編『公害・薬害・職業病/被害者補償・
 救済の改善を求めて ― 制度比較レポート第2集[原爆症・森永ひ素ミルク中毒・
 医薬品副作用被害/第1集各事例の追記],公害薬害職業病補償研究会,
 2012. 2.)

 冊子の残部があり,ご希望の方は,ゆうちょ銀行(郵便局)の郵便振替用紙に
下記の加入者名・口座番号および備考欄に必要事項を記入し,冊子1部につき
1000円を振り込んでください.送金手数料はご負担ください.

郵便振替口座  加入者名 東京・水俣病を告発する会
口座番号 00110−6−95892
備考欄には,「比較レポート第2集希望」と明記のうえ
郵便番号・住所・電話番号・氏名・希望冊数を記入してください.


(連絡先) 公害薬害職業病補償研究会
136-0071 東京都江東区亀戸7−10−1 Zビル5階
全国労働安全衛生センター連絡会議 気付
Tel:03-3636-3882  Fax:03-3636-3881
E-mail:joshrc@jca.apc.org  (@を半角にしてください)


(転載ここまで)

関連ツイートです。




サリドマイド事件史日録(2016年2月発行予定)のチラシいただきました。

クリックすると大きく表示されます。(クリックした先で、もう一度、画像の上でクリックをすると、大きな画像が表示されます)
サリドマイド事件史目録 チラシ.jpg
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2015年09月09日

水俣病 食中毒調査義務付け訴訟 第7回口頭弁論 #minamata

水俣病 食中毒調査義務付け訴訟 第7回口頭弁論が東京地裁で行われました。
2015年8月9日の出来事です。




東京地裁803号法廷の見取り図(あいまいです)

        裁判官
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
山口弁護士       被告側代理人● ● ●
佐藤英樹さん(原告)    ●    ● ●
              ●    ● ●
              ●    ● 
                   ●
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
       傍聴者16人


原告側が原告と原告代理人の二人なのに対して、
被告側(国と熊本県)は、12人でした。(数えました)


裁判官は、まず、この間に原告側から提出された準備書面を受けて、
今後の裁判の進め方を考える上でと断わってから、被告に質問しました。

被告は、準備書面で提示された内容を受けて、これまでの主張を変えるのかどうか?

最初に被告(国の代理人)は、「国の調査義務はないという主張」でいくと発言。
国は食品衛生法に基づく水俣病の現地調査を行う義務はない、という主張でいくという意味です。
(これまでの主張を変えないということ)

被告の、主張を変えないという発言をうけて、裁判官が、再び被告に質問。

決して、直ちに応答せよといっているわけではない。
従前の立場なのか、あるいは、中身の細かい話になるのか、確認したい時期にきたと述べました。

裁判官から二回、同じ内容の質問を受けたこともあってか、
被告席の代理人同志が耳うちして、

「でしたら、こちらで整理して、明らかにした準備書面を…」

準備書面を出すといった回答をしました。

一回目は、主張は変わらずと、強硬姿勢を見せたものの
二回目は、準備書面を出すと。
原告の提出した書面をうけて、被告側は、何らかの文章を作成することになりました。

その書類を提出する期日の調整が行われて、

次回の法廷は、11月4日(水)午前11時

になりました。


弁護団によると、今日の法廷で行われたことは、以下の通り。

原告側は、水俣病の現地調査をしないことによる被害の実態を準備書面で提出している。
被告側は、食品衛生法のいうところの調査は、国の施策のために行う調査であり、被害者のために行う調査ではないから、被害者は裁判を起こすことができないと主張。(つまり、被害者は、このような調査を求める裁判を起こすことができないと主張している)

双方の主張がかみあっていない状態。
裁判官は、この間、原告側が提出した準備書面を読んで(もちろん被告側も読んでいる)、被告の立場はどうなのか(準備書面を読んで変化があるのか、ないのか)表明してほしいと。それが、法廷での質問になった。


ということです。

裁判ですから、双方の主張がかみ合わないのはわかるのですが、
この裁判では、原告は現地調査を求めて裁判を起こしたのに対して、
被告は、そもそも、原告(被害者)はこの種類の裁判はおこせない、と主張しているのです。


次回の法廷は、11月4日(水)午前11時です。
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2015年03月30日

水俣病被害者団体に対する環境省の対応に問題あり 

ここ数日気がかりだったのが、3月25日、参議院議員会館で行われた「水俣病問題に関する院内集会です。

20150325院内集会.JPG

23日に新潟水俣病三次訴訟の判決が出た直後ということもあって、新潟テレビ21のカメラが取材に来ていた以外に、テレビ局の取材はなく、新聞社は確か二社(社名不明)のみという、マスコミの取材率は低かったです。

この院内集会には、水俣病の患者・被害者団体のほか、環境省から3人、超党派の議員による「水俣病被害者とともに歩む国会議員連絡会」のメンバー11人が出席していました。
これほどの数の国会議員の方々が顔を会わせる場に、記者の数が少ないのはどうしてなのか考えつつ、あまりにも「院内集会が開催された」という事実が知られないまま、物事が進んでしまいそうな危機感もあって、私のつたない報告でも、ないよりましだろうと、書かねば、書かねば、と思っていた次第です。

その日のうちに、速報的な内容ですが、togetterにまとめました。



院内集会に出席した議員のツイートや、公式サイトを見て、関連するコメントがあればリンクしましたが、そうした発言のある議員は少数で、ほとんどの議員が院内集会については触れてないというのが現実でした。

ということで、院内集会に出席した議員は以下のとおりです。

大島くすお 民主 比例
後藤 祐一 民主 神奈川6区 元経産省官僚
田島 一成 民主 比例近畿
吉田 忠智 社民 比例
島津 幸広 共産 比例 東海
藤野 保史(やすふみ) 共産 比例 北陸信越
真島 省三 共産 九州
黒岩 宇洋(たかひろ)民主 新潟3
菊田 真紀子 民主 比例 北陸信越
仁比 聡平 共産 比例
川田 龍平 維新 比例
辻元 清美 民主 大阪10


この11人以外にも「水俣病被害者とともに歩む国会議員連絡会」(連絡会)に名を連ねている議員はいるとのこと。
例えば、院内集会と同じ時間帯に、総務委員会に出席していた、社民党の吉川はじめ議員(比例九州)は、今回は欠席。いつも水俣病関連の院内集会には出席されている方です。

約1時間にわたる 被害者・患者団体、環境省、国会議員の意見交換では、水俣病が未だに「解決」していない現状の訴えに対して、動くべき環境省の対応が不誠実である点が浮き彫りに。

ここで、超党派の国会議員による連絡会の出番です。
連絡会の名前のとおり、「水俣病被害者とともに歩む」議員連絡会ですから、こうした要望に対して、環境省に誠意ある対応するよう、集会に出席していた環境省の職員に要請しました。

と、書くと、なんだか、淡々と集会が進んだように思えてしまいますが、実際のやりとりは激しかったです。

ここで問題にあげられている環境省の対応というのは、一ヵ月ほど前の2月12日のこと。
「ノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議」のメンバーが上京し、環境省に要望書を渡した際の、環境省の担当者の対応と、その後の対応のマズさのことです。

環境省の会議室に、イスに座りきれないほどの人が集まり、立ち見も数人いるなか、環境省の担当者二名が会議室に入ってきて、まずは、全国連絡会からの要請書を受け取ったそうです。

通常ですと、この後、着席して、要請書の中身について確認したりするのです。

ところが、この日の環境省の二人は、立ったまま、決して座らなかったというのです。

その場にいた人の話によると

「環境省の二人の女性は、イスに座ろうとしないので、話をするような状態にならなくて」

水俣病の担当者というと、役職の上のほうから補佐まで男性ばかり。
女性もいらっしゃるかもしれませんが、これまで私が立ち会った交渉の場は、全員が男性か、何人かのうち一人だけが女性といったことがありましたが、今回は環境省から会議室に派遣されてきたのが、二人とも女性だったというので驚きまして、

担当者の二人は、今回は二人とも女性だったんですか?

と思わず、再度確認。

「はい。肩書きは、なんとか調査係長といったかな」

それで、彼女たちは、立ったままで座らないで、どのくらい話合いをしたのですか。二時間くらい?

「いや、そんな長くなかったですよ。一時間弱くらいだったかな」

一時間未満だったんですか。そうだったんですか…。

ということで、せっかく、熊本や新潟から上京してきたのに、一時間も話をしないで終わったときいて、これはどういうことなんだろうとますます驚いてしまいました。
座らないということは、話し合わないという作戦だったのかと、考えてしまいます。

その日感じた口惜しさを、大石利生さん(不知火患者会)は、次のように院内集会で語りました。

「2月12日に、望月環境大臣あての要請書を渡したときに非常に腹が立ったことがありました。
私たちの対応をした彼女に、水俣病の症状を知っているのか聞いたところ、自分の言葉ではいいきれなかった。それで、(もう一人の環境省の)女の人に教えてもらって、(水俣病について)足のこむらがえりとか、そういうような答えしかしきらんのです。
それが、新潟、熊本から来た私たちに対する対応ですか」

「(環境省は)どういう指導をしているのでしょうか。水俣病の問題すらこたえきれない人に、なんとか係長とかいう肩書きをつけて。そのとき、(女性の上司にあたる)あなたたちはどこにいたのですか。
私たちは、水俣から半日かけて上京し、せっかく環境省に話を聞いてもらえると思っていたのに、そういう態度をとること自体がおかしいと思う」

「そのとき対応した(女性の)係長に、要望書に対する返事をくれと、文書で回答せいと要請しましたら、上(の者)に伝えるといったが、上からの回答もない。ただ、聞きぱなし。それがあなたたちのつとめですか。
私は本当に腹がたって、寝ることもできなかった。人の痛みのわかる行政をやってください」


この一件は、国会議員の耳にも入り、

「環境省の対応を聞いて、びっくりした。水俣病の基本も知らないような対応が散見されて。
これは一体、どういうことなのか。この話が国会で広がっている」と辻元議員。
「軌道修正して、対応をしていただきたい。議員からの要請です」
と、環境省の三人に釘を指す一幕も。

この場には、水俣病の担当部署、特殊疾病対策室の室長の姿はなく、
代わりに集会に出席した長谷川学室長補佐(特殊疾病対策室)が、質問に対応。

会場からの質問)
今日、あなたたちをここのよこした責任者は誰ですか。室長の判断ですか。

長谷川氏)
本日につきましては、このなかで、お互いに話をして決めたことで、そのなかで対応できる人間が来ている。

会場)
国会議員が呼んでも、責任者はでてこない。そういう判断をしたわけですね。

菊田議員)
政務三役は(この件について)判断されていますか。

長谷川氏)
部内の判断ですから。

菊田議員)
部内じゃなくて、政治家はそれを承諾しているんですか。政務官にはあがっているんですか。

長谷川氏)
政務官、副大臣には、(今日の集会について)誰が対応するかに関しては説明していない。

大島議員)
政務官、副大臣は、この会議(院内集会)があること自体知らないでしょ。

長谷川氏)
国会関係の各種委員会、部会については、政務三役、秘書官ふくめて、情報入ります。
ご本人に(情報が)入ってるものもあるかと思いますが、全てがどうかは定かではない。


ということで、院内集会については、大臣、副大臣、政務官には伝えていないことがハッキリ。
ちなみに、問題になっている2月に渡した要望書の宛先は、望月環境大臣宛てです。


仁比議員)
2月の件、水俣病がなんたるかわかっていなかったその人が、(要請書については)上に報告する、文書での回答については、もちかえるといった。どうなっているのでしょうか。
今日のことを、長谷川さんは、上に報告するというけど、伝書鳩ですか。そんなことが求められているんじゃない。被害者の要求に応えていただきたい。

長谷川氏)
要望書を2月にいただいている。そのときの状況に応じて、患者の方々と私レベルではなく、上のレベルでお会いしているケースもあるかと。6月の総行動デーの要望ですとか、そういう場で、今回の要望についてもお話する機会もあるかと。


ここで、会場から「話が違うだろ」のブーイングが。
長谷川氏が、突如持ち出してきた「6月の総行動デー」の話は、2月の話と関係がないからです。
毎年6月に、公害被害者団体が環境省に申し入れをしていて、そのときには「上のレベル」の担当者と会っている話は、唐突ですし、もし、2月の要請書について、6月に「上のレベル」の担当者が回答すると考えていたとしたら、それは患者被害者を4か月も待たせることになります。待たせることの罪深さに無関心だからこそ、こういう発言ができてしまうのでしょうか。



会場)
環境省が文書で回答するっていって、なぜ回答しないのか。文書で回答しなさいといったら、(環境省の担当者は)上司に伝えると、わかりましたといったんだから。いくら係長だろうと、わかりましたといったら、(返事を)返さなくちゃいけないだろうが。なんで返さないの。

長谷川氏)
要望書については……

会場)
要望書じゃなくて、回答すると係長が明言したこと。だから我々は待っている。それ知っていると?

長谷川氏)
そういう話があったことは承知します。

仁比議員)
だったら回答しなくちゃ。

長谷川氏)
それについては、ちょと今持ち帰って相談させていただいて……

大石氏)
ふざけるな。あんたたちのやりかたは……

長谷川氏)
この場で回答するということに対しては……

会場)
なぜ回答しないのか聞いている。

長谷川氏)
ですから、回答する場というのが、文書でするのか…

会場)
文書って約束したんだよ。係長が。

長谷川氏)
約束した話までは承知してませんので、今、お話し聞かせていただきましたので、確認させていただき、あらためてご連絡させていただく。

会場)
あなたが上司に伝えるっていっても、信用できない。
伝えたけど、文書では回答できませんって、連絡がくれば納得するんですよ。
あれから、長谷川さんからも、小林室長からも何も連絡がない。そんないい加減な対応ってありますか。

長谷川)
こちらの行き違い申し訳ない。改めて、戻りまして、相談して……

会場)
ちょっと待ってくれ。これ、行き違いで済まされる課題なんですか。
僕らは要望した。その係長は返事をした。そしたら省庁内で行き違いがった。許されるの。謝罪しなさいよ。

菊田議員)
今、(2月のときに担当した)係長さんは何をしているのですか。本庁にいるですか。他の会議にでているの?なんで来れないのですか。回答をもってこなくちゃ。その経緯をわかっている担当者はその係長でしょ。今、何しているのこの時間帯。

長谷川氏)
いや、仕事をしていると思いますけど。 

会場から失笑。

会場)
行き違いについて謝罪しろ。

長谷川氏)
大変申し訳ありません。

会場)
いつまでに回答するの? あらためて文書だす日を決めなさいよ。

長谷川氏)
文書をだすかどうかもふくめて、あらためて回答させていただく。

会場)
ちがうよ、文書だすと(環境省が)いったから、我々はその日の交渉やめたんだよ。

長谷川氏)
そうした回答したことをおわび申し上げます。

会場)
えええ(長谷川氏が、文書による回答に否定的な態度をとったので、会場は驚きの反応)

長谷川氏)
あらためて相談させていただきます。

会場)
だから、無責任な人を担当者にしちゃいかんと、国会議員の先生たちがいっとるわけですから。責任ある立場の人間が出ないからそうなるんでしょ。無責任きわまりないですよ。

仁比議員)
国民が政府に対して要望する。具体的に文書で項目を出している。この項目に書いてあることは、政府に認識がない問題だとは思わない。一つ一つ、環境省は見通しをもっているはず。この要望に、今日、一切答えないという態度、これはちょっと一般的にあり得ないのではないか。
水俣病問題についてはこたえないのか。

今日(の院内集会に)臨むにあたって、(特殊疾病対策)室なり(環境保健)部として、この問い(要望)に対する答えをもっているはず。それを答えないのなら、対話は成立しない。被害者に答える気がないのですか。これ、絶対におかしいですから。

この要請書を、私や連盟で質問主意書として出したら、(環境省は)絶対に答えるでしょ。対応しないなんて、ありえないですから。


と問い詰めていくなかで、時間切れに。

最後に発言した議連会長、辻元議員の発言を整理すると、

1)ことの発端は前回の環境省の対応。しかる人が対応していれば、文書による回答が来て、話が進んでいくところ、水俣病のことをよく知らない人が対応したことで、今の状態に至る。環境省は同じ過ちを繰り返してはいけない。(つまり、責任ある役職者を出席させること)

2)2月に対応した係長には、次の集会なり交渉の場には来ていただく。

3)環境省には、文書で回答していただきたいと議連は考えている。

4)政務三役にも(水俣病に)認識をもっていただくよう、議連から申入れをする。


という4点が、環境省に対して要請および提案されました。

20150325院内集会2.JPG
環境省の三人(左奥)に、「大丈夫ね」と確認する大島議員(手前)


国会議員の介入がなければ、環境省は2月12日の要請書については、無視を通したのかもしれません。
議員連絡会の議員が、この場に立ち会ってくださったからこそ、環境省の3人は、書面で回答することを含め、議員からの要求、提案にうなづいたのでしょう。

しかし、ここまで話がまとまる間のやりとりを見ていて、本当にあきれるほど信頼できない環境省の対応に、私も驚くばかりでした。
国会議員の目の届かないところであれば、患者被害者団体との約束は、簡単に破られてしまうものだということ。
そのことを追究しても、論点をずらして回答したり、この場での回答は控えさせていたく、上に伝えるといって、その場しのぎの回答だけをして、後のフォローアップは一切しないという嘘まみれの対応。

環境省が「上に伝えて、改めて回答する」と、期日をもうけない「約束」をするたびに、『患者さんたちと、環境省の人たちの間に流れている時間の重さは違うのに』と、心が痛みました。
そのことに無自覚であるからこそ、いとも簡単に何事も先延ばししてしまうのでしょう。

環境省が信頼される省庁になるまでには、相当の努力が必要です。
その道のりは遠く、環境省はスタート地点にも着けていないように見えます。
もしかすると、スタート地点には、あえて行かないようにしているかもしれません。

これ以上、水俣病の被害を受けた人たちを苦しませないでください。









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2015年03月14日

水俣病食中毒調査義務付け訴訟 第4回口頭弁論 終わりました。 #minamata

水俣病食中毒調査義務付け訴訟 第4回口頭弁論が3月13日に東京地裁で行われました。

2015年3月13日 水俣病食中毒調査義務付け訴訟.jpg


《法廷の様子》

       〇   〇   〇
       (地裁の裁判官3名)

〇 山口弁護士          〇  〇  〇
  原告代理人          〇  〇  〇
                  〇  〇  〇
〇 佐藤英樹さん               〇
  原告                    〇    
                被告(国・県)側代理人

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
          16人が傍聴

原告側に2人、被告側に11人がいたということです。
毎回、このような感じです。


11時半から約5分間の口頭弁論でした。

裁判官から、被告へ、食品衛生法の文脈で使われる「診定」が何を意味するのか。
これを明確にするようにとの求釈明がありました。
被告へ出された宿題です。

原告側は、食品衛生法に基づく調査を行うことで、原告にどんな利益があるのか次回までに回答することになりました。

原告、被告、それぞれ宿題を課されたかたちです。

裁判官からは、まだ「入口の議論」でしかないとの発言があり、今後、具体的な内実に迫った議論が展開されていくようです。

次回は5月27日11時。


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