2013年03月13日

2013年03月12日のつぶやき





非国民!? 法を撃つ人びと 鎌田 慧
【中古】 非国民!? 法を撃つ人びと / 鎌田 慧 [新書]【あす楽対応】




amazonのサイトには、本の写真がアップされています。
1990年に出版された本ですが、全然古く感じることなく、読めました。
本の帯に「国権への孤立無援の爽やかな抵抗者たち―― 彼らは非国民なのか?」(解説 家永三郎)
とありますが、法廷で権力と闘う人たちを追ったリポートです。

アマゾンサイトの目次から引用します。
「英霊」からの脱藩―自衛官合祀拒否訴訟
憲法9条をたたかう―良心的軍費拒否訴訟
壊れた正義―指紋押捺拒否訴訟
国賊志願―どぶろく裁判
にがい酒―東菱酒造事件
凍結された裸婦―税関検閲違憲訴訟
モデル農村の反乱―大潟村訴訟
元判事の執念―財田川事件
弁護士の理想と現実―札幌弁護士懲戒事件
消えた収用法―成田空港代執行事件
映写室の光―渋谷パレス座事件
たった1人の異議申立て―佐世保重工不当労働行為事件
忘れられた裁判―三井三池CO訴訟
げどうがんごに屈す―伊方原発訴訟


三井三池CO訴訟の章は、民法709条の不法行為責任は「3年」が時候であるとして、組合は裁判に立ち上がらなかったが、隣の熊本県では、水俣病の患者が時候論を突破して、裁判をはじめたとあった。
そのころ三井鉱山は、石炭部分を分離して「三井石炭」にしようとしていたという。事故を発生させた主体の組織が変わってしまう。そのまえにどうしても「三井鉱山」を開いてに裁判をやりたかった。(P226−7)

前半、水俣病の患者が、時候論を突破したとあり、
後半、三井鉱山が会社を分離し、事故当時の主体である組織が変わってしまう可能性を指摘している。
チッソはどうか。分社化し、水俣病事件の責任を継承する「チッソ」と、それ以外の部門だけを譲渡された「JNC」に分かれた。現在、水俣病事件の裁判は、チッソを相手に行われているが、政府のつくった特措法の今後の動きによっては、チッソが消滅(計画的倒産)する可能性はゼロではない。
どことなく、三井鉱山の話と、チッソの分社化は似ている。

さらに、P232の三井鉱山に入社したのは、落盤事件で死亡した義兄の身代わり採用、とある。
「身代わり採用」…水俣でも、チッソがやっていたと聞く。
被害のあった家族を採用することで、その家族は、加害企業の悪口を言えなくなるのである。(もちろん、そうでない家族もいる)

posted by みの at 00:01 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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