2009年11月06日

社会と企業をつなぐCSRフォーラム〜CSR2.0時代の到来〜

s-R0091957.jpg日本財団で行なわれた、社会と企業をつなぐCSRフォーラム〜CSR2.0時代の到来〜 に行ってきました。

●最初に笹川陽平日本財団会長からの、日本企業のCSRについて厳しいコメントがありました。

経営者のCSRに対する感度が鈍いとのこと。
よって、日本財団が運営するサイト「CANPAN」に、上場企業1700社のCSR活動を掲載することから始めたそうです。
目的は2つ。
1)これから就職する人へ。同じ製造業ならよりCSR活動の活発なところを見分けるために。
2)消費行動にCSR評価を入れ込むために。
このような観点が取り入れられる時代にしたいという願いがあるそうです。

そして、日本財団が調査を行ったCSR報告書の分析結果を、ブルームバーグ社に提供することで、投資家の投資先判断基準に、CSRの視点を取り入れやすい環境を提示するそうです。

●ブルームバーグの方によるプレゼン

ブルームバーグのメイン活動は、金融のデータ、為替、株式データの提供。また、CSR報道にも力を入れている。 

金融市場におけるCSRデータは、ESGデータといわれていて、
E environment
S society
G governance
の3点から定量的データを集めている。

ESGデータは企業の長期的価値として使われつつあるとのこと。
また、ブルームバーグのユーザーからも、ESGデータを見たいというリクエストが増えているそうです。

ESGとは:環境 社会 ガバナンス
・環境とは、マネージメント、決定したことによってもたらされる、活動上のリスク。炭素の排出、産業廃棄物の扱い。これらはマネジメントが決定。
・社会とは、企業のポリシー、人事政策。途上国での自動労働への対応。
・ガバナンスとは、コーポレートカバナンスのこと。役員報酬、株主の権利の範囲、買収防衛作を決めること。

運用会社などもESGのリサーチを始めているとのことで、ESGが企業の評判に影響をあたることもあると。一例として、よりCSR活動が活発な企業のほうが、優秀な人材を獲得できるなど。

実際ESGデータはどの程度まで必要とされているのか?
SRIの規模で比較してみると
・ヨーロッパでのSRIは2007年12月31日時点で、2兆6650億ユーロ、資産運用業界全体に占める割合は17.5%。2年で2倍に増加。

・米国では、2005−07年の間、SRI運用資産は18%以上増加。(他の分野より多額の資金を集めた)
2007年の時点で、2兆7100億ドル。全体の11%を占める。

・年金資金運用決定者(マーサー)によると、ESGデータが主要な投資分析のひとつになると考えているとのこと。

・日本の投資信託において、SRI現在では16本、4500億円。金学は少ないが感心は高まってきている。

ブルームバーグのESGデータ
2万社を調査。うち、43カ国、3080社がESGデータを公開していた。
今回、カンパンのデータを採用することで、日本企業のデータも増えた。
今後、ブルームバーグでは、データ比較だけでなく、この分野での標準を確立していく。

ブルームバーグのESGデータの活用法
シンプルスクリーニング:武器、ポルノ、タバコなどの特定のセクターを除外。スーダン、ミャンマーなど人権に問題のある国を除外。
規範にもとづいたスクリーニング:OECD、ILOの労働基準にもとづきコンプラを実行している企業の抽出。国連グローバルコンパクトへの参加など
パッシブ投資:CSRをよく実行している企業の株価指数の構成銘柄を使う。FTSEの4Good指数など。グリーンエナジー開発企業だけを集めたインデックスなど、独自開発もしている。
ネガティブ・スクリーニング:タバコ、武器製造の企業除外。企業によっては表向きはタバコ武器製造をしているとみなされていない。しかし、小さな事業部門としては、そうした部門への関与ある企業もある。そういった細かい事業別の売り上げデータも、DBにある。例えば、カジノをしている部門の企業。
ポジティブスクリーニング:環境保全、労働環境など、優れた企業をスクリーニング。ESG観点から優れた企業をスクリーニング。
ベスト・イン・クラス:ポジティブスクリーニングと似ている。各セクターで、もっともサステイナブルな行動をとっている企業を選択する。
エンゲージメント:投資よりもオーナーシップに注目。株主と企業の対話などに注目。
パイオニア・スクリーニング・テーマ投資:再生可能エネルギーを開発しているとか、太陽電池を開発しているなど、
たいていの企業は、こうした事業を一分野としてスタートしている。
その企業のメイン事業でなくても、セグメント事業のデータも使う。
(以上 ESDをつかった投資戦略)

こうしたスクリーニングを誰が使っているのか。(ユーザーのタイプ)

セルサイド:証券会社のこと ESGメインで分析しているところは少ない

アセットマネジメント会社:投資信託を運用しているところは、セルサイドよりも先を進んでいる。SRIにフォーカスしている。

年金基金:長期的な運用スパン。ESGデータを詳細に求めている。

ヘッジファンド:短期的な動きで利益をあげるヘッジファンドにおいては、それほど多くはESGを利用していない。

イデオロジー投資家:イスラム教の場合、アルコールなどには投資できないなど。

先ほど、編集中だったブログをアップしてしまいました。
失礼しました。
取り急ぎ、修正してみましたが、いかがでしょうか?
フォーラムの一部のみの報告でした!

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posted by みの at 17:09 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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