2009年06月07日

ドラマ「風に舞いあがるビニールシート」

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を舞台にした、NHK土曜ドラマ「風に舞いあがるビニールシート」 ご覧になりましたか?

全5回で、本日が2話目でした。

ドラマの詳細は公式サイトや、他の方のブログに譲るとして、私はドラマで使われた一枚の写真にフォーカスしたいと思ってます。

「ハゲワシと少女」という写真が使われていました。
撮影したのは南アフリカ共和国のフォトジャーナリスト、ケビン・カーター氏。

この写真は1994年3月にニューヨークタイムズ紙に掲載され、その年のピュリッツァ賞を受賞しています。

ハゲタカと、ハゲタカの前方でうずくまる少女が写った一枚の写真は、大きな議論を呼び起こしました。

「カメラマンは、写真を撮るよりも、少女を救うべきだった」

という批判によって、カーター氏は同年7月に自殺してしまいます。


この実話は、ドラマでのそのまま使われていましたね。

ドラマを見ていて、この写真について取り上げていた、フォトジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN」を思い出しました。

すぐに創刊号から今日までの全雑誌をチェック。最新号からさかのぼっていったら、なんと、創刊号に載ってました!

days hagewashi.JPG

創刊号60ページ
「報道か命か」のジレンマ by 広河隆一(DAYS JAPAN 編集長)

広河さんによると、カーター氏は、写真を撮影したあと、ハゲワシを追い払ったそうです。少女はそのあと村のほうへ歩いていったともあります。

また、写真をよく見ると、「望遠レンズで撮影していて、実際には距離のあったハゲワシと少女が、レンズの効果で近接距離にいるかのように撮られていることがわかる」とあります。

さらに、写真だけを見ると、現場にハゲタカと少女しかいなかったように思えてしまいますが、現場には、他にも写真家がいたそうで、証言によると、少女の母親もいたとのこと。

こうした情報を総合すると、写真を撮った瞬間、少女に死が迫っていたとは考えられないのでは、という事実が浮かびあがってきます。

カーターの自殺は、一説によると、借金と失恋が原因だとも言われています。


一枚の写真から、「写真」と、写真をめぐる「解釈」の影響力の大きさを考えさせられます。


雑誌「DAYS JAPAN」は書店でも販売しています。
年間購読もできます!(私は年間購読しています)

DAYS JAPAN 広河隆一責任編集 世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌

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「ハゲワシと少女」をめぐる話に、
う〜ん・・・考えさられた!
と思われましたら、うれしいです。

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posted by みの at 00:00 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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