2009年05月16日

フリーペーパー発行者に聞く!

前回の、フリーペーパーあれこれの続きです。

ゲストに、「coaster」というフリーペーパーをつくっているアダチレイナさんをお招きしてお話し、うかがいました。

coaster.JPGこれが、「coaster」です。大きさは、飲み物の下に置く“コースター”と同じくらいの大きさで、11センチ四方。

7枚の紙を束ねている左上の白いリングは、ルーズリーフなどをファイルするホルダーについているものを、ひとつひとつ切り取ったもの。(この説明でご理解できましたでしょうか?苦笑)

とってもカラフルなんですが、印刷は、家庭用のプリンターで行っているそうです。特別なインクを使用しているわけではないので、水がつくとにじむとのこと。(「コースター」ですが・笑)

すでに内容が出来上がっているとして、あとは紙に印刷して、切り取って、リングでまとめて…といった時間だけで、20部作成するのに、だいたい3時間かかるそうです。

かなり大変だと言われていたのが、白いリングのカットで、ルーズリーフのリングって、いくつもリングがつながってますよね。それを、カッターで一つづつ切っているのですが、「腱鞘炎になりそう」というほど、疲れる作業だそうです。
それでも、この種類のリングを使いたい!というところに、アダチさんのこだわりが感じられます。

また、紙面の四角は、角が丸くなっています。これは、「かどまる3」という文具で切っているそうです。



印刷は、B4用紙で、一度に6枚分(コースターの大きさだと6枚までとれる)プリントしているそうです。
両面印刷を手動でしていて、後ろの印刷がズレてしまうと、やりなおし。「0.1ミリのずれも許さない」と、ここにも強い、こだわりがあるようです。

そんなにこだわるのなら、プロの印刷屋に頼んだらいいじゃん、という質問がありましたが、当然のことながら、外注はコストがかかりますし、また、画用紙を使っているので、普通の印刷よりもコストがさらに高いので、自分で行っているとのことでした。

そうとう家庭のプリンターを駆使されているようで、「廃インクタンクがいっぱいになってしまうんです」とアダチさん。
え?私、分かりませんでした。家庭用プリンターで、インクのかすってたまるんですか? 私はそれほどプリンターを使っていないということなのかもしれません。

私からみたら、こんなに大変な作業なのに、よく続くなと思ってしまいます。
アダチさん曰く、「一号につき200部、作成しているのですが、フリーペーパーづくりが楽しい作業でありつづけるように、楽しんでやっているところで、止めておくんです。作業が嫌にならないように」
とのこと。

部数が200部であること、ページ数などは、アダチさんが楽しく作業できる適量なのかもしれません。



なぜ、フリーペーパーの作成を始めたのでしょうか?

アダチさんは短大卒業、グウラフィックデザイナーになられました。
いろいろな仕事を経験するにつれ、デザイナーは好きなデザインができるとは限らないというフラストレーションを感じました。
「広告の仕事もしていましたが、膨大なお金をかけています。クライアント(依頼人)にBESTなものを提示しても、何度もやり取りしている間に、最初に提示したデザインがどんどん変わって、10回くらいやりとりすると、最初に提示したものに近いデザインに戻っていたりとか。
クライアントがあっての仕事なので、仕方ないのですが。街に大きく貼られている自分が手がけた広告(ビルボード)を見て、『最初はこうじゃなかったのに』と思うことも結構あります。」

ということで、すみません。時間切れです。
アダチさんが仕事で感じたフラストレーションと、フリーペーパーはどのような関係にあるのでしょうか。
全てのクリエーターが共感できるフラストレーションですよね。
続きをご期待ください。

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posted by みの at 20:08 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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