2009年02月20日

ファンドレイザーのポーレット・マエハラさん特別基調講演

世界最大のファンドレイジング協会(会員数3万人)・「Association of Fundraising Professionals(AFP」代表の、ポーレット・マエハラさんが特別基調講演を行いました。(日本ファンドレイズジング協会設立記念シンポにて)

マエハラさん、さすがです。スピーチが上手いです。
ステージの上にマイクが設置されているのに、スピーチの出だし、彼女はマイクを手にとって、会場に降りてきました。
そして、参加者に向かって、こうスピーチを始めました。R0013513.JPG

「ファンドレイズのゴールデンルール(絶対的なルール)は何か分かりますか? 分かった方、手をあげてもらえるかしら? 当たった方には、AFPの本部があるAustinまでの航空券をプレゼントするからね」


すると、一人の参加者が手をあげて、マイクのほうに出ていきました。
参加者は、「あきらめないことじゃないでしょうか?」と答えました。マエハラさんは、「それは素晴らしいことだけど、残念。ゴールデンルールじゃないわ。」

再び会場に向かって呼びかけます。「ファンドレイズのゴールデンルールとは何でしょうか?」

今度は別の参加者が「お金が欲しいと頼むこと」と答えました。するとマエハラさんは、「そのとおり!。航空券を送るから、あなたの名刺をあとで私に渡してくださいね〜」とコメント。

本当に、航空券、プレゼントするんでしょうか?と少々懐疑的になりながらも、もう一つのゴールデンルールを当てるクイズが続きます。

すると別の参加者が「感謝の気持ちを表すこと」と答えました。

マエハラさんの反応は「そのとおりです!」とのこと。同じく名刺をちょうだいね、航空券の手配するから、と言われていましたから、プレゼントは本当なんでしょう。。。

と、楽しみながら、ファンドレイズのゴールデンルール(頼むこと&感謝すること)を学びながら、すっかり私たち参加者のアテンションを釘付けにして、マエハラさんの基調講演は始まりました。
クイズが終わると、ステージの指定された位置に戻り、パワーポイントを使って、ファンドレイズとは何ぞや…という説明が始まりました。


人々が寄付をしない一番の理由は、寄付をしてほしいと頼まれないからです。
寄付をする一番の理由は?それは、寄付をしてほしいと頼まれたからなのです。

多くの団体は、社会のニーズをうめるために活動していますが、ファンドレイズの基礎、べストプラクティス、倫理、法的に知っておくべきことなどについては、十分な知識を持っていません。こうした部分を補うために、日本ファンドレイズ協会(JFA)の存在意義があるのです。

フィランスロピー(社会貢献)の考えはユニバーサルです。フィランソロピーという言葉は、地域ごとによって別の言葉で表現されているかもしれませんが、人々はニーズがあれば、助けたいという気持ちを持っていることに変わりありません。

情報の入手が簡単になり、いいニュースだけでなく、私たちを不安にするニュースにもアクセスができるようになりました。またこうしたニュースは、多くのの国の人々によって共有されるようになりました。こうした知識・情報は私たちにパワーを与えてくれます。それはつまり、情報手段の発達によって、国境を越えてドナー(寄付者)が集まるようになったということです。

ファンドレイザーの仕事は、資金調達だけでなく、人々をまとめ、つなげ、リードしていく役目でもあります。

資金集めをする団体は、自分たちの団体にばかり気をとられてしまうことがありますが、寄付者は団体にではなく、地域社会が必要としているニーズに寄付をしているのです。寄付者は、団体が抱えているトラブルや問題ではなく、団体が地域社会のニーズを満たすために何をしようしているのか、何をしているのかに関心があるのです。

私たちファンドレイザーは、揺るがない視点をもって活動することで、成功を手にする力をもっています。ファンドレイズ計画をこなしていくこと、支援者と風通しのよい関係を気づくこと、リスクに備えることなどを忘れずに。不可能なことを約束しすぎないことも大事です。

支援者との関係づくりでは、寄付をお願いするだけでなく、話を聞くことも重要です。支援者のこと知り、彼らはどんなときに幸せを感じるかを知りましょう。

私がドナーにお礼の電話をすると、多くの場合、電話にでたドナーは驚きます。そして、しばらく間、沈黙が続くのです。お礼が言いたくて電話をしたと話すと、再び沈黙。。。でもそのあとの会話で、ドナー自身の関心があること、家族のことなどを聞くことができます。だいたい30分から一時間くらい話します。そこから、ドナーが最も信じているものを読み取るのです。

ドナーが今は寄付ができないということであっても、コミュニケーションを続けることは重要です。

ファンドレイザーは弱気になったり、シャイでは目的を達成できません。自信を持ってください。

団体の中には、支援者に十分な感謝の気持ちを述べていないところもあります。全ての支援者に、何らかのかたちで感謝の気持ちを伝えることは必須です。

ファンドレイズを成功させる魔法はありません。ハードな仕事ですし、継続性、計画性、常にベストをつくし、支援者に関心を寄せ、団体のミッションに正直であることが求められる仕事です。

団体の理事会メンバーにファンドレイジングに参加してもらうのもいい方法です。



以上、かいつまんだ要約したスピーチのサマリーです。
マエハラさんのスピーチ最後のコメントは、「私のラストネーム(マエハラ)を正確に発音してくれる国に来れてうれしい」だったと記憶しております。
最後は笑いをとって、終了。


私もかつて米国のNPOスタッフでしたので、いろいろな団体の代表の方とお会いしましたが、みなさんプレゼン、スピーチが上手なんです。

ファンドレイザーは専門職として存在し、いろいろなNPOのファンドレイザーを渡り歩いている人もいました。ファンドレイザーという役職名ではなくても、「イベントコーディネーター」「コミュニティディベロップメント」といったタイトルで、ファンドレイザー的な仕事をしている人もいました。

イベントの場合は、パーティチケットの売ることで、寄付金を集めたり、ラッフル(くじ引き)で募金をしたり、オークションなど、いろいろな方法が使われていました。

今日は急用が入ってしまったので、この辺で失礼します!
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posted by みの at 18:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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