観ずに死ねるか! 傑作ドキュメンタリー88 総勢73人が語る極私的作品論
読み物として十分に面白い。
気になるドキュメンタリー映画が増えることは間違いなし!
まず、INTRODUCTIONとして、「ドキュメンタリー」の定義を辞書から紹介。
「実在の出来事を、虚飾を交えることなく記録/再構築した映像」という引用を紹介し、
「虚飾を交えることなく記録」の部分について、いかがなものか≠ニ疑問を呈している。
これに続く文章が「ドキュメンタリーは、記録ではなく作品である(と思いたい)」。
なるほど、と私は思った。
映像のみならず、これは、文章でいうところの「ノンフィクション」にも通じる考えではないかと思うのである。
実在の出来事を記録しつつ、それを再構築する際、そこで採用される書き方/描き方は、作り手の意志によるものであり、時系列に並べていく方法もあれば、衝撃的な出来事を最初にもってきて、その背景を順次ひも解いていくという「再構築」の方法もある。
そして、再構築の方法次第で、同じ出来事を扱っていても、受け手に与える印象は変わってくるだろうし。
作る側のセンスや感性が問われる部分でもある。
この本で紹介されているドキュメンタリー映画のうち、何本かは見たことがあった。
見たことがない映画のうち、この本を読んで特に興味をもったのは次の作品。
Chim↑Pomが、この映画について語ってます。予告を見ただけでは、どんな映画なのかわからないと思いますが、『観ずに死ねるか!』を読めば、この映画のタイトルの意味もわかります。
こちらは、大槻ケンヂさんの『アンヴィル!』についての語りが最高でした。
本当に素なのか、演技しているのか。同じ、ロックミュージシャンとして感じたままを語っていらして。
ちなみにこの二つの映画は『観ずに死ねるか!』の5章「ミラクル」のカテゴリーで紹介されていた映画でした。
ドキュメンタリー映画に限らず、大好きな映画を5つあげてといわれたら、私は『ヨコハマメリー』をあげます。この作品は、1章「ゆきゆきて」のカテゴリーで、三留まゆみさんという映画イラストライターの方が紹介されていました。
話変わって、パソコンの話題に。
少し前、パソコンショップの方に教えてもらった、軽いパソコン二つ。
こちらが出先で使う機能をお話して、それなら、この二つでしょうかと、教えていただいたものです。
これは、驚くほど軽かったです。
でも、高いです。
もう一つがこれ。
こちらは、店頭になかったので、実際に手にしてないので軽さが体験できてませんが。
私は、洋服でもデザインによって、肩がすぐ凝ってしまうほどの肩こりなので、重い荷物は避けたいんです。出張や取材となると、最低限でもカメラや資料は持っていかなければならないので、せめてパソコンは軽く…と思っているのですが。