2014年01月05日

2014年01月04日のつぶやき















あの日の新宿

かつての新宿の様子を知ろうとすると、やはり紙媒体に頼らざるを得ない。
この冊子も貴重な一冊。
今後、資料や記録のデジタル化が進んでいくだろうけど、時の権力者の一声で、デジタル資料を末梢することが簡単にできるようになりそうで、そうなると、物理的に手にすることができる紙媒体というのは、より重要になってくるのではないかと、このごろ考えている。
だから、私のこのブログも、記録として残したいのなら、紙に印刷するしかないと考えている。
話が『あの日の新宿』からそれまくったが、この冊子は、新宿の歴史への理解が少し進んでから再び手にしてみたのだが、以前読んだときよりも面白くなっていた!(私の受け取り方が変わっただけですが)
ある日のこと、小田急ハルクの前に完全禁煙の甘味屋を見つけて感激した。しかも、通りから店のなかがガラス越しによく見えるので、入店するのに不安がない。店頭にメニューがあるので値段を確かめてからお店に入ることができる。今度、誰かとお茶するとき、あるいは一人で一休みしたいとき、ぜひ利用したいと思っている。
で、再び手にとった『あの日の新宿』に、この甘味屋が紹介されていた。以前読んだときも目にしているはずなのに、何も覚えていなかった。この甘味屋は「時屋」といって、以前は時計店だった。だから「時屋」なんでしょうね。元々のお店は、西口マーケットの一角にあったという。
西口マーケットは、今の小田急百貨店があるあたりで、かつては木造二階建てのバラックがずらっと並んでいた。そこに小田急がデパートを建てることになり、いくつかの店は立ち退いたわけで、時屋はそのとき、今の小田急ハルク前に移転したようだ。
「時屋」でネット検索してみると、ドラえもんが大好物だというどら焼きは、ここ時屋のものだという。
また、西口マーケットの歴史を探っていくと、今の思い出横丁、新宿パレットなどの誕生につながる。西口の開発とともに消えた七福小路は、今は写真でしか見ることができないのだけど、七福小路にあったコーシカというお店に行ったことがある人が身近にいて、その人が語る店や通りの雰囲気が、もはや今、体験できないことを淋しく思った。時代とともに店も変われば、区画調整等で通り自体がなくなることもあるわけで七福小路に限ったことではないが、淋しく感じることは確かだ。
七福小路の入り口そばの角筈ガードは、暗くてきたない記憶しかなかったが、先日行ってみたらリニューアルされていた。「角筈」というかつての町名は、このガードが存在し続ける限りは人々の記憶の片隅に残るだろう。
さて、再び『あの日の新宿』の話題。映画でみるあのころの新宿という特集があり、いくつかの映画が紹介されている。you tubeで探してみたが、ロケに使われた新宿の街がうつっている映像は見つからなかった。
そんななか大島渚監督の『新宿泥棒日記』だけは例外。


戦後の劇映画のなかで新宿が初めて現れるのが黒澤明監督の『素晴らしき日曜日』

この短い動画の中に、新宿でのロケシーンはあるのでしょうか?
『あの日の新宿』によると、新宿駅東口、西口から東口にぬける地下道(角筈ガードのことか?)、思い出横丁などでロケされているらしい。


もうひとつ、黒澤明監督の『野良犬』

野良犬 Stray Dog Opening 1949 黒澤明 Kurosawa... 投稿者 MorinoMashio
闇市のなかを三船敏郎が歩くシーンは、セットがメインだが、ところどこ実写だということです。
三船敏郎が闇市で食事をするシーンは、和田組マーケットや、西口マーケットを彷彿させるとあります。


新藤兼人監督の『どぶ』
ニコニコ動画にありましたが、埋め込みできないのでURLを。
[映画] どぶ  http://hey-movie.com/watch.php?v_id=sm21888894&u_id=&s_id=3
映画にでてくる「水仙屋」は、かつて思い出横丁にあった店。場所は角筈ガードに最もちかい角のようです。この店をモデルにしたセットが使われているそうです。ただし、物語の設定では、鶴見や川崎が舞台になっているとか。


『たそれがれ酒場』 内田吐夢監督
は、リンクなし。
西口マーケットにあった、のみや冨士屋の二階をモデルにしたセットを作ったそうです。

『黒線地帯』 石井輝男
歌舞伎町でロケ。スケートリンクや広場が登場。

『女獣』 曲谷守平監督
歌舞伎町でロケ。

それから『あの日の新宿』には紹介されていませんが、
藤田敏八監督の『新宿アウトロー ぶっ飛ばせ』(1970年)には、水俣病患者支援とのコラボ(?)らしき謎めいたシーンがあります。70年代初め、新宿の歩行者天国のシーンが映ります。
新宿通り。日活オスカー前。水俣病患者支援のカンパ・署名集め。登場する役者は、渡哲也 原田芳雄 梶芽衣子… このロケの背景について調べています。ご存じの方いらしゃいませんか?

他にも浄水場跡地らしき場所も映ります。
見直してみたら、前回は気づかなかった「あの日の新宿」が、映っている可能性大です。

『あの日の新宿』には大きな地図がついていて、おすすめです!

今後も新宿の歴史を探っていきます!
posted by みの at 00:01 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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